一応、ACE COMBAT 5の気になる問題は全て解消された……はずでした。
しかし、ACE COMBAT ZERO発売まであと2日という状況で、唐突に終わったはずの問題が再炎上してきました。
本来はACE COMBAT ZEROを迎えるため §
今日、新たに手にしたのは、PS2の周辺機器が2つです。
これは、ACE COMBAT ZEROを迎えるために、準備しておこうと思って入手したものです。
1つは、メモリジャグラーUSB。これは、USB経由でPS2のメモリカードの内容をパソコンに転送できるもので、通常はデータの改造行為に使われるものです。しかし、私がこれを買った理由は、改造ではなく、せっかく積み上げてきた飛行時間300時間を軽く超えるデータの安全な保管用です。更に言えば、メモリカードの残り容量が詰まってきたので、使う見込みのないセーブデータはどんどんパソコン側に送り込んで場所を空けておこうという意図もあります。場所を空けるのもACE COMBAT ZEROを迎えるための準備の一環と言うことができます。(ちなみに、PSの時はパソコンにメモリカードの内容を吸い上げる秋月のキットを組んで転送していました)
もう1つは、CYBER・D端子ケーブルHGです。これまでは本体標準付属のAVケーブルを使っていましたが、それを置き換えるものです。なぜそれを買ったのかといえば……。
アスペクト比の問題 §
なぜ、ここで本体標準付属ではないケーブルを買ったのかというと、ワイドモードでのアスペクト比が狂っているという問題があったためです。
アスペクト比が狂うとは、たとえばMISSION 08『希望という名の積荷』でAAシステムの範囲が楕円に見えたり、MISSION 13『ラーズグリーズの悪魔』の前に入るムービーの時計が楕円に見えたりする状況を意味します。
これは、ACE COMBAT 5側でアスペクト比を16:9に設定し、モニタ(SHARP Crisia BL-M17W1、TVチューナー付き液晶モニタ)側の画面をワイドに設定した状況で発生しています。
実は、ワイドについては、自動切り替えのための信号が付いている場合があります。S端子の新しい世代のものと、D端子はワイドモードの自動切り替えのための信号が出ていると言います。しかし、その時点で使っていたAVケーブルにはそのような信号は無いはずです。
そこで、最初はS端子のケーブルを試してみようと思っていましたが、現在PS2を接続しているモニタのビデオ2側はS端子ではなくD1端子が付いていることに気付き、方針を変更してD端子ケーブルを買ってみました。
ちなみに、純正ではないCYBER・D端子ケーブルHGという製品を選んだ理由は、店にD端子ケーブルはそれしか無かったからで、深い意味はありません。
さて、結論ですが、このケーブルを使ってもアスペクト比の狂いは何ら変化ありませんでした。
がっくし。
思わぬ副産物・劇的な高画質化 §
さて、CYBER・D端子ケーブルHGを使うことで予想外のことが起こりました。
劇的に画質が良くなっているのです。
昔、S端子を少し試したときに感じた画質改善効果を遙かに上回ります。
あまりに綺麗です。
しかも、解像度が劇的に上がっています。
にじんでいた文字などが全てシャープに見えます。
ここで私が思ったことは2つあります。
1つは、MISSION 08『希望という名の積荷』で通れそうな隙間と、通れない場所の違いが見分けられるのではないかということ。軽く見てみると、確かに見分けられそうな感じです。
もう1つは、上手く読み取れなかったシー・ゴブリンのガンシップの機種名をHUDから読み取れるかという問題。
やはりHH-9Bなのか! §
まず、MISSION 20『古城の幽閉者』を始めてみました。ミッション開始直後にシー・ゴブリンを見ることができるミッションなので。
非常に明瞭に、HH-9Bという文字が見えます。HH-60とは読めません。
ならば……、というわけでMISSION 14『零下の檻』を実行。TYPHOONでXLAAを撃ちまくって哨戒中の敵機を追い払ってシー・ゴブリンのガンシップに来てもらいました。
やはりHH-9Bと読めます。
あれまあ!
深まる謎 §
たとえ画面上でHH-9Bという文字を確認したとしても、英語版WikiPediaのACE COMBAT 5にHH-60と書かれている事実に変わりはありません。
これは、どう解釈すれば良いのでしょうか?
アメリカ版のACE COMBAT 5では、HH-9Bではなく、HH-60と表示されているのでしょうか?
もしそうだとすると、なぜ表記が違うのでしょうか?
もしかしたら、HH-9BはHH-60の書き間違いで(手書きの資料の入力ミスだとか)、後から発売されたアメリカ版は訂正されているのでしょうか?
しかし、上記WikiPediaの以下の情報がそれを否定しているように思われます。
October 21, 2004 (JP)
October 24, 2004 (NA)
つまりJP(日本)とNA(ノースアメリカ=北米=アメリカとカナダ)の発売日は3日しか離れていません。その間にミスを見つけて訂正するというのも考えにくい話です。
もう1つ。
HH-60だとすると、外見に相違がある(たとえば前の窓はHH-60は3枚窓なのにシー・ゴブリン機は2枚窓)という点が気になります。
実は、HH-9BとはHH-60をベースに構想された架空機という可能性も否定しきれないような気がします。
しかし、ここで架空機を登場させる必要性が分かりません。X-45のような名前が知られていない機種まで登場させているゲームであるにもかかわらず、シー・ゴブリンのヘリだけ架空機にする必然性の問題です。
とりあえず、可能な事実関係の確認事項としては、アメリカ版のACE COMBAT 5での表記のチェックがあります。アメリカ版のPS2とゲームソフトがあれば、あとはプレイしてみればすぐ分かるでしょう。簡単簡単……、っていくら簡単でもそれだけのために、数万円の出費は痛すぎるなぁ。個人輸入だと、おそらく割高になりそうな予感も。
というわけで、謎は謎として残しつつ、ACE COMBAT ZEROの時代へと突入していくのでしょう。たぶん。
ちなみに、D端子ケーブルは驚くほど綺麗ですね。モニタ側に端子があるなら、お勧めです。