2006年03月23日
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基本はいつもC言語 第11回 いざというときに心底役立つデバッグとそのテクニック!

Written By: 川俣 晶連絡先

 日経BP発行の日経ソフトウェア2006年5月号(3月25日発売)に拙著の下記記事が掲載されています。

基本はいつもC言語 第11回 いざというときに心底役立つデバッグとそのテクニック!

 ちなみに、日経ソフトウェアは、他の日経を関するパソコン関連雑誌と異なり、普通の書店で購入できます!。売れ筋パソコン雑誌の1つなので、割と多くの書店で見かけます。お手にとってご覧下さい。

デバッガ? そんなものは飾りです。偉い人にはそれがワカランのです……といった時代 §

 この連載で使用しているBorland C++は既に古いソフトです。しかし、筆者がCプログラミングを本格的に始めた頃に使っていたのは、Borland C++の更に祖先といえるTurbo Cです。

 驚くなかれ、最初に使ったTurbo C 1.5には、デバッガというものが存在すらしていませんでした。

 次のバージョンであるTurbo C 2.0の時代には、Turbo Debuggerというデバッガが提供されるようになったように記憶します。

 しかし、当時、このデバッガはほとんど役に立ちませんでした。

 その理由は2つあります。

 1つは、メモリがあまりに乏しく、デバッグ対象のプログラムとデバッガの両方を同時に動かせないことが多かったこと。

 もう1つは、まだ今のようなウィンドウシステムが普及する前であり、デバッグ対象のプログラムとデバッガで画面の奪い合いが発生してまうことがあること。

 しかし、その程度のことでへこたれないのが当時の風潮です。

 デバッガを使わずともデバッグぐらいやってみせる!

 そこで蓄積されたノウハウは、とても貴重な宝だと言えます。

 なぜかといえば、デバッガは万能ではないからです。たとえデバッガが使える状況であっても、それによって簡単に分かるバグばかりではありません。必ず、デバッガだけでは原因を究明しきれないバグというものが出てきます。おそらく、それを上手く捌けるかどうかが、プログラマの真似事と、本当のプログラマの差でしょう。

 今回の内容は、そういう背景に上に書かれています。

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