2006年03月23日
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男の子に見える不思議な女の子、ある種のジェンダー倒錯の快感!?

Written By: トーノZERO連絡先

 トーノZERO, THE BELKANアニメ感想家(笑)のアニメ感想を参ります。

 今日のポケモンAGの感想。

サブタイトル §

「タワータイクーン、リラ登場!」

あらすじ §

 サトシは、ポケモンと心を通じ合わせることができる不思議な少年と出会います。

 ロケット団の襲撃を、その少年と協力して撃退します。

 少年は実はリラという名の少女であることが明らかになります。

 サトシ達は、バトルタワーに行きます。

 そこで待っていたフロンティアブレーン、タワータイクーンはリラでした。

 ポケモンと心を一体にできるリラに、サトシは敗北します。

感想 §

 調子に乗ったサトシ、やはりきちんと敗北を喫してしまいます。

 サトシはけして一方的に負けているわけではありませんが、格の差のようなものがサトシを圧倒していきます。

 しかし、ここで面白いのはサトシの敗北のドラマではなく、サトシを敗北に追いやるリラという少女の面白さです。

 まるで男の子のように見える女の子というのは、あまり事例は多くはないものの一種のパターンです。ある種のジェンダー倒錯の面白さと言えます。

 しかし、リラというキャラクターの興味深さは、ジェンダー倒錯と平行してポケモンの心が分かるという特徴を持つことです。この2つが組み合わさることで、魅力があるにもかかわらず、どのように把握して良いか分からない不思議が印象を残してくれます。

今回の一言 §

 実はバトルタワーの試合で審判をやったマサという青年も、深い緑の髪を持っていてなかなか魅力のあるキャラです。台詞や出番は多くありませんが、けっこう印象に残る男ですね。