2006年04月02日
川俣晶の縁側過去形 本の虫感想編 total 2957 count

ワンピース 3~6 尾田栄一郎 集英社

Written By: 川俣 晶連絡先

 今日は、というかもう日付上は昨日は、予想外に仕事が進んでハッピー!

 しかし、時間もないので、4冊分の感想をまとめて書きます。

 非常におおざっぱなものになりますが。

扉絵最高! §

 扉絵が凄く良くて、もう最高です。

 単に良いだけでなく、バギーの冒険が扉絵だけで展開されるのも非常に面白いと思います。完全に独立した別のドラマがありますね。

 軽くメモっておきましょう。

第24話

鳥の巣の雛を守って巨大蛇をぶちのめしてリンゴを食べているナミさん

第25話

陸上を浮いている巨大魚の上で本を読んでいるナミさん

第29話

円を描く構図の気持ちよさ。美しさ

第32話

チャイナドレスのナミの色っぽさ (でも、目はしっかり開かれている)

第38話

ヤギに地図を食われるナミ

第44話

男達に巨大リンゴを搾らせてジュースを飲んでいるナミさん

第45話(第6巻表紙)

フランスパンの袋を持った黒い服のナミさん

第49話

巨大鳥のふわふわの身体に自分の身体を寄せて笑っているナミさん

第51話

バギーを助ける謎の女海賊の色っぽさ

 って、ぜんぜん軽くないぞ。

最も良かったシーン §

 クロを倒したルフィが、血を垂らしつつそのまま倒れるシーン。

 ハッとしてページをめくると、それを身体を張って倒れないように受け止めるナミ。

 このシーンは本当に最高ですね。

 仲間にもなっていないナミがそこまでする義理はないはずです。しかも、近くにはいなかったはずですから、わざわざ移動したことになります。相手が男で自分が女だと意識したら、できないことかもしれません。しかし、ためらうことなく受け止めるわけです。ナミという女性が、自分で示す金の亡者というイメージは、ある種の演技であって、隠された暖かいハートがあるということですね。