TYPHOON最強戦闘機説(別格のADFX-01/FALKENを除くFIGHTERの中で)というアイデアを得たので、まずはTYPHOONのみで全ミッションでRANK Sを獲得できることを検証するチャレンジに取り組んでみました。
条件は以下の通りです。
- TYPHOONのみを使って飛ぶ
- 難易度はACE
- フリーミッションで飛ぶ
- 特殊兵装に制限はない
- 僚機の特殊兵装と指示に制限はない
- 離着陸、空中給油はスキップ可
- MISSION 01~18を飛ぶ。SPは対象外
- M,S,Kのバリエーションのあるミッションは代表してMのみ飛ぶ
- A,B,Cのバリエーションのあるミッションはすべて飛ぶ
- RANK Sの獲得を目指す
結論としては、上記の条件は全て満たすことができました。
TYPHOONの意外な強さと限界 §
TYPHOONが持つ高速戦闘機というイメージは、同時に低速飛行や対地攻撃は不得意に違いないというイメージを生み出します。事実、ACE COMBAT 5のTYPHOONは、対地攻撃がやや不得手という傾向を持っていました。
しかし、ZEROのTYPHOONは極めて優れた低空低速飛行特性を持っていて、地上の黄色を銃撃で順次撃破するのに何らストレスを感じません。
また、低空高速飛行に全く不安がありません。超低空を高速で飛び抜けつつFLAK GUNを撃破するのも問題なし。もちろん、SAMやAA GUNもね。
特に、MISSION 13 「幽栖(ゆうせい)の地」にあるFLAK GUNの巣に低空かつ高速で飛び込んで通常ミサイルで殲滅する快感はなかなか良いものです。
対空兵器を通常ミサイルで始末して、撃ってこない黄色やTANK/APCを銃撃で仕留めるという戦い方をするなら、まず大抵のミッションで対地特殊兵装の必要性を感じません。
一方、特殊兵装に目を向けると、なかなか難しいと言わざるを得ません。
まずXLAAはなかなか当たりません。当てるための攻略方法をきちんと練って使いこなさねばなりません。(攻略ができてしまえば、より多くの敵を遠距離から落とせて良いのですが)
SODは比較的使いやすく弾数も多いのですが、効果範囲が帯状なので発射する角度に気を使わねばなりません。また、誘導兵器という関係上、MISSION 09「巨神の刃」のJAMMER攻撃に使いにくいという問題もあります。
SFFSは、「もっとも使えない特殊兵装」という称号がこれほどふさわしい装備もないというぐらい使えない代物です。それにも関わらず、これを使いこなさねばならないケースがいくつかあります。特に、MISSION 17「王の谷」で確立したRANK S取得攻略は、SODでは上手く行かず、SFFSを使いこなさねばなりません。
もちろん、これらの問題は努力によって克服できます。できたからこそ、全ミッションでRANK Sを獲得できたわけです。
とはいえ、ここで発生する疑問は、努力を要する機体が最強なのだろうか……ということです。
更に、SORCERER隊に対する大苦戦という状況(下記参照)も加味すると、TYPHOONが本当に最強戦闘機であるか、確信を持つことができない状況です。
各ミッションの感想等 §
以下に、各ミッションごとの装備、経緯、感想を書きます。
MISSION 01 「凍空の猟犬」 §
TYPHOON+XLAA/QAAM
XLAAを全弾有効に使って、迅速クリア。
黄色も全て撃破。
RANK Sクリア。
MISSION 02 「171号線奪還」 §
TYPHOON+SFFS/QAAM
使いにくいSFFSをたっぷり使ってみました。
敵地上目標の群れに繰り返し投下していれば数を減らせます。残りは通常ミサイルで始末すればOK。
黄色も全て撃破。
RANK Sクリア。
MISSION 03 「円卓」 §
TYPHOON+XLAA/QAAM
ROT隊登場前に緑は全機撃墜。
黄色も全て撃破。
ROT隊は、XLAAを併用しつつ迅速に殲滅。今や、ROT隊も楽な相手と化しています。
XLAA併用の空戦法は別途まとめる価値があるかも。
RANK Sクリア。
MISSION 04A「戦域攻勢作戦計画4101」ゲルニコス(対地・対空作戦) §
TYPHOON+SFFS/QAAM
黄色も含め全て撃破。
SFFSは繰り返し投下して、残りは通常ミサイルで仕留めて回りました。
しかし、イマイチSFFSの効能は分かりにくいですね。
RANK Sクリア。
MISSION 04B「戦域攻勢作戦計画4101」ラウンドハンマー(対地作戦) §
TYPHOON+SFFS/QAAM
撃墜されました。上昇中の降下回避は動きにロスが多くて良くない感じ?
疲れていると駄目ですね。バラックを銃撃中に激突して墜落。
敵機のかなりの割合は自力で落としていませんが、黄色を含めすべて殲滅。
対艦攻撃は、通常ミサイルと機銃だけでやるにはきつい任務です。SAMやAA GUNをガンガン撃ってきますからね。
RANK Sクリア。
MISSION 04C「戦域攻勢作戦計画4101」コスナー(対空作戦) §
TYPHOON+XLAA/QAAM
とりあえずXLAA撃って誘導していたら落とされました。うーん、ぬるい戦い方では駄目か。
リトライ。
そのせいで、ちょっとXLAA利用に臆病になってしまったかも。
しかし、途中から距離のある敵機にXLAAを撃つようになり、最後はF-1×3機に対してヘッドオンから長距離XLAA発射を実行。そして、3機まとめて仕留めてミッションクリア。
RANK Sクリア。
MISSION 05 「蒼天に舞う希望」 §
TYPHOON+XLAA/QAAM
いつもは前半戦の対地攻撃を前提に対地特殊兵装で出撃するミッションですが。今回は、後半戦の空戦がメインと考えてXLAA装備で出撃。つまり、対地攻撃は通常ミサイル+機銃のみ。
しかし、まあまあスムーズに進行。超低空でSAMをかいくぐりながらの対地攻撃もスリリング。
着陸は「完璧だ、ガルム1」
RANK Sクリア。
MISSION 06 「解放への鐘鳴」 §
TYPHOON+SFFS/QAAM
黄色も含め全て殲滅。
SFFSは広範囲殲滅兵器ではなく、比較的低高度から密集した2~3個の黄色を1発で仕留めるために使用。
まあ、これはこれで1つの使い方か?
GELB隊相手にはなぜか苦戦。おかしいな、いつもならさほど時間は食われないはずなのに。
RANK Aクリア。
なんですと! これは時間制のミッションであったか!
やり直し。
GELB隊との空戦中、背後から通常ミサイル発射直後に回避機動に入ったらアラートもなく落とされました。うーむ。
リトライ。
黄色を含め全て撃破。
GELB隊は、ヘッドオンで撃墜する方針で挑んだら、すれ違った後の最初のヘッドオンでGELB2を撃墜。次のヘッドオンでGELB1を撃墜。
思わず「サイファー、速い!」
ちなみに、SFFSは地上の黄色グループを1発で迅速に撃破するために低空投下しています。これは、プレイの効率アップに貢献しています。
RANK Sクリア。
やっと終わった! まさかこのミッションでこれだけ手間を食うとは思っていませんでした。
MISSION 07 「ハードリアン線攻略」 §
TYPHOON+SFFS/QAAM
おおおっ!?
執拗に地上と空の敵を潰しつつ順次初期状態で見える対空要塞から飛行場に向かったところ、飛行場をすべて壊滅させるわずか手前でミッションクリア。
その間、無補給。
SFFSは、なんだかんだと言っても役立ってくれました。
最後の一撃も、4つほど密集した地上の黄色の中央に投下したSFFS1発だったし。
ちなみに、敵の機銃を1発食らいましたが、ダメージはそれだけ。
RANK Sクリア。
MISSION 08A「空中回廊」アルファ(対地作戦) §
TYPHOON+SFFS/QAAM
最後にFLAK GUNを残してしまいました。
おかげで超低空進入と、SFFSの超低空投弾を繰り返し。(スリルがあって良いですよ!)
SFFSは要するに降下範囲の狭い無誘導爆弾としてしか使っていません。しかし、12発も使えるのはナイスな特徴です。もっとも、SODだと16発も使えるのだけど……。
黄色を含め全て撃破。
RANK Sクリア。
あ、僚機のQAAMは無意味だったかな (汗。
MISSION 08B「空中回廊」ベータ(対地・対空作戦) §
TYPHOON+XLAA/QAAM
空戦はXLAAを活用して迅速に展開。
SAMをかいくぐって、超低空高速飛行で飛行場攻撃。うーんスリリングで楽しいぞ!
黄色を含め全て撃破。
RANK Sクリア。
MISSION 08C「空中回廊」シータ(対空作戦) §
TYPHOON+XLAA/QAAM
ともかく空戦。救援要請はきっちり対応。
XLAAは当たったり、当たらなかったり。
ほとんどワンパターンの空戦しか行わないので、これといってトピックのないミッションという感じ?
黄色を含め全て撃破。
RANK Sクリア。
MISSION 09 「巨神の刃」 §
TYPHOON+SFFS/QAAM
SFFSをJAMMERと列車砲攻撃に本格投入。もともと無誘導兵器であるSFFSはジャミング下のJAMMER攻撃に最適かも……というアイデアによるものです。
JAMMERは、至近距離からのSFFSを1~2発で破壊可能。
列車砲は2発必要のようです。
結局、列車砲1つ分のSFFSは不足して通常ミサイルで始末しました。しかし、JAMMERを1発で始末できれば4+4*2=12発と、装備数で足りる計算です。JAMMERを1発で仕留める投弾方法が確立できればそれもありです。
さて、このミッションには終盤で航空機のJAMMERも出てきます。ジャミング下でのスリリングなエクスキャリバー攻撃を堪能しました。
黄色を含め全て撃破。
RANK Sクリア。
MISSION 10 「B7R制空戦」 §
TYPHOON+XLAA/QAAM
SCHWARZE隊登場。
あまり怖くない敵ですが、うっかり無駄にミサイルを撃ちすぎて最後の1機を相手に残弾が通常ミサイル0、XLAA1のみという状況に。必死にチャンスを待って、失速するぐらい高空に上がった後、全力で降下して逃げる相手に真上から最後のXLAAを撃って撃墜。
いや~、ヒヤヒヤものでした。
しかし、RANK Aクリア。
やり直し。
しかし、再びRANK Aクリア。
数が多いので落とすのに時間が掛かるだけでなく、こちらを襲ってくる敵機も多いので、攻撃チャンスもなかなか巡ってきません。そのせいで、時間的に厳しい感じがありますね。たぶんSILBER隊あたりなら楽勝です。
やり直し。
やっとRANK Sクリア。
攻略メモ: このミッションは時間でRANKが決まるようなので、SCHWARZE隊を迅速に落とすことだけ考える。SCHWARZE隊を攻撃する際は、同高度あるいは自機より下の敵機を狙うと当たりやすい。上昇中の敵機を下から狙うと当たりにくい。SCHWARZE隊は高速でこちらを振り切っていくことがあるが、そういう場合はXLAAを撃つと良い。XLAAは、敵機を画面内に上手く捉えられていない場合でも、意外と当たる(通常ミサイルもそうなのだが)。XLAAはMISSION UPDATE前では使わず温存して活用すべき。残弾が多い時には、XLAA2発、通常ミサイル2発をまとめて撃ってミサイルシャワーを浴びせかけるという手もある。
MISSION 11 「焔」 §
TYPHOON+XLAA/QAAM
黄色を含め全て撃破。(あ、でも黄色の輸送機を落としたつもりなのにデブリーフィングで表示されていない……。実は撃墜には至っていなかったとか?)
昔は対地攻撃が主の任務だと思っていましたが違いますね。地上の敵はさほど多くありません。なのでXLAA装備で出撃。
地上の黄色はほとんど全て銃撃で迅速に始末しました。低空低速で的確に銃撃できるTYPHOONの能力は高く評価する価値があると思います。
ステルスとの空戦はかなり怖いと思いますが、それでも予想以上にスムーズに完了。
RANK Sクリア。
MISSION 12 「臨界点」 §
TYPHOON+XLAA/QAAM
ひたすら空戦。
F-15EにXLAAを撃って、いつまで待っても追いつけない現象に遭遇。うーん、これはけっこう痛い……。
RANK Sクリア。
MISSION 13 「幽栖(ゆうせい)の地」 §
TYPHOON+XLAA/XMAA
とりあえず、目の前に見えた敵編隊にXLAAを撃ったら全弾命中せず。しょうがないから真面目に空戦するか……とおもった瞬間に、一瞬の隙を突かれて落とされました。情けない……。
リトライ。
悔しいので、同じ敵編隊に向かって、今度は近づいてからXLAA発射。今回は4機中2機撃墜。
今度は対地攻撃中に、上に撃ち上がったSAMが下に落ちてきて落とされました。このパターンが目の前で展開されるのは初めてかも。なので、脅威とは認識できず。
リトライ。
またリトライ。
やっと戦い方が飲み込めてきました。
1つ1つ丁寧に殲滅しつつ進行させ、残弾は機銃584、通常ミサイル27、XLAA2、無補給という結果で終了。ちなみに、機銃は多用しました。特に地上の黄色はほとんど機銃です。TANKやAPCも機銃で撃破したものが多くあります。
特に良かったのは4機編隊の敵機にXLAAを撃つ方法を確立できたことです。特に巨大ハンガー北方にいるF-35Cの4機編隊に向かって撃ったときは、全機命中(1機は黄色で残った)という好成績。このテクニックは別途書いておきます。
RANK Sクリア。
MISSION 14A「終局の序曲」マーズ(対艦・対地作戦) §
確か、RANKは時間で決まるミッションだったなと思いつつ、それでも全て殲滅を目指しました。
TYPHOON+SFFS/XMAA
たっぷりSFFSを投下してみましたが、思ったほど敵の数が減りませんね。そこで中断してSODに変更。
TYPHOON+SOD/XMAA
全てが上手く行っていると思っていました。ところが、最後に残ったイージス艦を攻撃中に機銃で落とされてしまいました。こいつは本当にとんでもない脅威ですね。
また落とされてリトライ
結局、イージス艦を沈めるためのSOD2発を温存しつつ戦闘を展開。自機を撃ってくるミサイルボートは沿岸に近い方から先に沈めておきました。
黄色を含め全て撃破。
RANK Sクリア。
MISSION 14B「終局の序曲」マーキュリー(対地・対空作戦) §
TYPHOON+XLAA/XMAA
マーズと比較すると驚くほどスムーズに進行。
黄色を含め全て撃破。
RANK Sクリア。
MISSION 14C「終局の序曲」ジュピター(対空作戦) §
TYPHOON+XLAA/XMAA
謎の黄色C-130がマップ北西から飛来。もちろん撃墜しましたが……。何者なのでしょう? 撃破され退去中の機体なら、わざわざ戻って来るとも思えないし。
黄色を含め全て撃破。
RANK Sクリア。
MISSION 15 「くろがねの巨鳥」 §
TYPHOON+XLAA/XMAA
ESPADA隊登場。
全機撃墜しようとしたら間に合いませんでした。
正確に言えば、最後のエンジンを撃破したことを確認しないで前に出てしまったのが敗因です。
リトライ。
今度はそういうヘマをせず、ステルスのB-2Aの出現位置も把握して慌てず急いで正確に対処。
全機撃墜成功。
RANK Sクリア。
MISSION 16 「円卓の鬼神」 §
TYPHOON+XLAA/XMAA
SORCERER隊相手に予想もしなかった大苦戦。
リトライはたぶん10回近いです。
風呂に入って攻略方法をじっくり練ってから挑んでやっとクリア。
RANK Sクリア。
基本的には、以下の2つに気をつけることでクリア成功。
- 回避はできるだけ下ではなく上に行う
- ミサイル発射はワンテンポ遅らせる
1つ目は、ミサイルは撃ち上げるより撃ち下ろす方が当たるという経験則を生かすためです。上に回避した後、次の攻撃は撃ち下ろせるから有利です。事実、出会い頭の2機のうちの1機は、上昇回避後降下しつつ通常ミサイル発射によって一瞬で落とせました。
2つ目は、TYPHOONはリロードタイムが長いので発射可能になるとすぐに慌てて撃ってしまいがちですが、それだとあっさり避けられる可能性が高いということです。
以下余談。
腹が立つのは、リプレイを見てもどう落とされたのか良く分からないこと。ACE COMBAT 5のリプレイと違って、落とされる直前の状況が把握しにくい感じ。ZEROのリプレイは、確かに攻撃対象が撃破される構図を入れたり改善しようとはしているようですが、敗因の分析には使いにくくなっている気が……。
MISSION 17 「王の谷」 §
TYPHOON+SFFS/XMAA
空中給油は「完璧だ、ガルム1」
SFFSでRANK Sクリアする手順は確立済みだったので、問題なく完了。
RANK Sクリア。
MISSION 18 「ZERO」 §
TYPHOON+XLAA/なし
第1段階と第3段階はヘッドオンの通常ミサイル3射で瞬殺。
第2段階は2射まではヘッドオンで当てました。残り1射は後ろから当てました。
RANK Sクリア。