2006年05月05日
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スレイヤーズすぺしゃる(26) ミッシング・セイント 神坂一 富士見書房

Written By: 川俣 晶連絡先

 笑いながら読み終わりました。

 このセンスは秀逸。

 特に最終話は、全体としてきちんと筋が通った非常に良くできた小説でありながら、致命的にマイケルとティファールのセンスがおかしいために、作品そのものに異様なノリが生まれています。読み応えと、突飛な破綻を兼ね備えた名作でしょう。

 そういえば、スレイヤーズは本編の1巻が新刊として出たときからずっと読んでいますが、今や読んでいるライノベはスレイヤーズのみ……。