途中まで読んでイマイチだったので、自然に放置されていました。
しかし、ソフトのインストールなどの作業で手持ちぶさたな時間が出来たので続きを読んでみるとこれはびっくり。
主人公は笑い顔を見なければ生きていけない病気を持った男でスカッとしないし、ヒロインはかわいげがないし、どうしようと思っていたのですが。途中から守られる対象だった筈の少年が強い意志を持って動き始めると、ドラマが生き生きと活動し始めたではありませんか。
そして、3巻の最後には、あまりにも意外なことに、主人公だと思っていた男が片腕を残して退場。主人公は完全に少年に変わってしまいました。
ヒロインの変貌ぶりも素晴らしいですね。可愛い女の子に変わりました。
というわけで、1冊100円、計400円で買った割にはお買い得だったと思いました。
とはいえ、4冊まとめて買わずに、1巻だけ買っていたら、この境地に達する前に「からくりサーカス」という作品を捨てていた可能性もあります。
やはり、作品との出会いには運というものが絡むものだと思います。