財布とサイファー、似てるでごわすPART2 §
Ustio Base Command「各機 迎撃態勢をとれ」
Pixy「報酬は きっちり用意しとけ」
Ustio Base Command「互いが無事であればだ」
Pixy「サイファー握りしめて待ってろよ」
もしもUstio Base Commandがエッチなお姉さんだったら §
Ustio Base Command「え、サイファーを握りしめていいの? じゃあ握っちゃうわよ」
Cipher「うっ。Base Command殿。そ、それは自分の操縦桿であります」
Pixy「ちょっと待て。基地にいる奴が、どうやって飛んでいるパイロットの操縦桿を握れるんだ?」
Ustio Base Command「いや、そこはまだブリーフィング中ということで」
Pixy「ってか、サイファー。おまえも喜んでるんじゃない」
Cipher「よ、喜んでなんかいないやい。ただ、安全装置が勝手に解除されて、今にもFOX2しそうなだけだ」
Ustio Base Command「うふふ。いいのよ、FOX2しても。お姉さんのアクロバット操縦テクニックに、もうメロメロなんでしょう? したければFOX2してもいいのよ」
Cipher「で、でも。こんなところでFOX2は……」
Ustio Base Command「ほらほら。そんなことを言っていると、もっと操縦桿を動かしちゃうぞ」
Cipher「あっ。あっ。も、もう駄目であります。が、ガルム1、FOX2!」
Ustio Base Command「飛び散る白いものが、まるで雪が降っているように見えるわね」
Pixy「おいおい。なんて寒い比喩なんだよ。ああ、この気持ち悪い雪の降る光景が、脳裏に焼き付きそうだ」
10年後。
Pixyはこの日を回想して語る。
あれは 雪の降る寒い日だった
It was a cold and snowy day.
