Ustio Base Command「ガルム隊へ。敵爆撃機を全機撃墜せよ。基地には到達させるなよ」
Ustio Base Command「ガルム2、お前はガルム1の指示に従え。作戦中の勝手な行動は禁じる」
Pixy「了解。指示は頼んだぜ、サイファー。あんたがバロム1だ」
Cipher「え、バロム1!? 何それ、聞いてないよ!」
Pixy「なんだ、バロム1も知らないのか? 俺のバディになるなら、それぐらい知っていてくれないとな」
Cipher「す、すまん」
Pixy「幸い、YouTubeにオープニングの動画があった。これでも見て勉強してくれ」
Cipher「了解した」
……さっそく動画をご覧下さい。
1972 - Chôjin Barôm-1 (超人バロム1) OP §
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Cipher「え、ええ!? 見終わったけど何これ。ぶろろとか言って、これって歌詞? 本当に歌? ピクシー、説明してくれよ!」
Pixy「さあ、残りは1機だ」
Cipher「え、俺の獲物は? あれだけいた敵機がどうして1機しかいないの!? 俺はまだ1機も落としてないよ!」
Pixy「FOX2……、撃墜!」
Ustio Base command「基地司令部からガルム隊へ。敵攻撃部隊の迎撃に成功」
Ustio Base command「各機ご苦労だった。報酬は期待しておけ。ただしミッション中に特撮に夢中で仕事をしなかったサイファーは別だがな」
Cipher「えええええっっっ!?」
Pixy「サイファー、お前とならやれそうだ。よろしく頼む、相棒」
[ヴァレー空軍基地 4月2日 13時30分] §
Ustio Control Tower「ガルム隊 着陸を許可する」
Pixy「そう、あの雪の日が始まりだった。最初の印象は……、そうだな。明らかにカモだったな。YouTubeの古い特撮を見せたら夢中になってくれて、報酬は全部イタダキだった」