日経BP発行の日経ソフトウェア2006年10月号(8月25日発売)に拙著の下記記事が掲載されています。
実用Cプログラミング・テクニック 第4回 Cでも書ける! 役に立つ! オブジェクト指向「のようなもの」
ちなみに、日経ソフトウェアは、他の日経を冠する他のパソコン関連雑誌と異なり、普通の書店で購入できます!。売れ筋パソコン雑誌の1つなので、割と多くの書店で見かけます。お手にとってご覧下さい。
懐かしい話題が甦る §
いや~、本当に懐かしい。
Turbo C 2.0を使っていた時代にあれこれ試行錯誤して実現したテクニックの再現です。
最近、時代が一回りして原点に戻ってきたような感覚がありますが、この記事もまた同じような感覚で捉えられるものでしょう。
本来、昔を懐かしむのは年寄りの戯言に過ぎないわけで、そのようなものに囚われるべきではない……と思います。しかし、時代そのものが回帰している状況では話は別です。今を語ることと過去を語ることが1つのフィールド上に混在して倒錯します。つまり、現在の語りと過去の語りの境界が消失してしまうケースがあるのです。
しかし、これは時間感覚が消失する無時間ということではありません。
ここで語られる過去は全ての過去ではなく、現在と類似する特定の種類の過去に限られます。それ以外の過去、そして未来は、依然として「過去」「未来」という別の時間として捉えられており、それらの間には厳然とした時間の流れがあります。