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サングラスで催眠術を防いで戦うガールズ。この太ももだけが異様に大きく描かれた狂ったパースが、全体として見ると「勢い」を描き出す。絵は正確であれば良いというものではない。むしろ、いかに歪めるかが勝負所。
トーノZERO, THE BELKANアニメ感想家(笑)のアニメ感想を参ります。
今日のパワパフZの感想。
サブタイトル §
第10話「カリスマ美容師モンスター! その1」「カリスマ美容師モンスター! その2」
あらすじ §
奇抜な髪型を作って自分は天才だと思い込むダメな美容師、ミッシェルは黒い光を浴び、モンスター「グレート・ミッシェル」になります。
グレート・ミッシェルは、催眠術で人々を洗脳して、自分を崇拝するようにし向け、変な髪型に変えていきます。
モジョが街で暴れ、出動したガールズをTVがカリスマ・ヒロインと紹介すると、グレート・ミッシェルは「カリスマは自分だけで良い」と飛び出していきます。
パワパフZの活躍でグレート・ミッシェルは人間に戻されます。
しかし、催眠術が解けて店に押しかけた客達が自分の崇拝者だと誤解したミッシェルは店に行きます。そして、客達にボコボコにされると、彼のぬいぐるみの力で再びグレート・ミッシェルに変身します。更に、グレート・ミッシェルは自分に催眠術を掛け、ビッグだと思い込ませて巨大化します。
しかし、パワパフZの機転で、グレート・ミッシェルの動きを封じ、彼を人間に戻します。
感想 §
典型的なナルシストのダメ野郎のミッシェル。しかも、オカマっぽいし。
しかし、完全に自分に甘い野郎……というのは、人の心の弱さそのものです。誰にも、ミッシェルのような部分が心の中にあるわけですね。だから、この話は単なる勧善懲悪にならず……、いやパワパフZは常に勧善懲悪にならないのだけど……、どこか視聴者がミッシェルに感情移入する部分があるのでしょう。たぶん。
ちなみに、アイキャッチが変わりましたね。今回のモンスター紹介?
今回の一言 §
できる美容師がちょっとface&hair SANOの店長に似ていた気がしました。そこが個人的にはニヤリ。ちなみに、face&hair SANOの所在地は京王線桜上水駅に近い東京都杉並区下高井戸ですが、実は世田谷区との境界に近く、(地名の)赤堤も目と鼻の先です。
余談 §
登場人物の姓ですが、赤堤ももこ、豪徳寺みやこ、松原かおる、北沢ケンはそれぞれ世田谷区の北部の偏った地域の地名と言うことが知られています。
しかし、エンディングを何気なくチェックしてぶっとびました。
白銀姫子……シロガネーゼで有名な東京都港区白金台、というのは前から見えていた名前ですが。
碑文谷文佳……東京都目黒区碑文谷?
中目黒華代……東京都目黒区中目黒?
今度は目黒区ですか!? (笑。
ちなみに、中目黒はともかくとして、碑文谷はそのあたりの土地勘がないと「地名」だと分かりにくい難物ですね。