2006年09月25日
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モデルグラフィクス 2006年11月号 大日本絵画

Written By: 川俣 晶連絡先

ワンフェス特集 §

 ワンフェス特集ですが、見ても燃えてくるものがありません。

 もちろん、ワンフェスというイベントには足を運ぶ価値があると思っていますが、その「価値」が誌面を通して見えてこないというか……。

 とりあえず、買ったサナギさんのフィギュアをまだ作っていないことに気付きました。

 しかし、これはもう作る時間がないかな……。

TAMIYA 1/48 M26パーシング §

 おお!

 凄いぞTAMIYA!

 1/48の米陸軍関係の充実度が桁違いだ!

 しかも、パーシングと来たか!

 さて、歴史にはifが付き物であって、「あの兵器が実用化されていれば……」というのはよくある話。架空戦記なんていうジャンルを形成するぐらい、ありきたり。

 しかし、負けた日本やドイツだけが「あの兵器」を持っているわけではありません。

 米陸軍の切り札とも言える第2次大戦にほぼ間に合わなかった「あの兵器」がM26パーシングですね。

 ここで重要なことは、日本やドイツの「あの兵器」が本当に強力であるかどうかは、一切実戦での証明がないことです。ところが、パーシングは違います。実際に朝鮮戦争でソ連の戦車と撃ち合って勝っているわけですね。だから、日本やドイツの「あの兵器」は「希望的観測」と呼びたいわけですがパーシングは「現実」です。

 そこが、パーシングの突出した魅力ですね。

 (とはいえ、朝鮮戦争では山岳地帯でにらみ合うようになると、主力戦車はM4A3E8に戻ってしまった……という話もあるようで、ちょっと複雑)

タスカモデリズモ 1/35 シャーマンVCファイアフライ §

 完璧なシャーマンだそうです。

 ごめんなさい、降参します。

 作りの甘い小スケールのシャーマンキットしか作ったことがないし、書籍も僅かしか持っていないし、しかも穴が空くほど見てもいません。

 といわけで、こういう境地の製品や記事から、「退却~~~~」(やわらか戦車風)

ロマンアルバム §

p66より

草刈健一(「ロマンアルバム」では「セル画を持って集合したファン」という写真に写っている"ヤマト"な人)

 複数の人が写っていますが、どの人だろう?

ファインモールド 1/72 メッサーシュミットBf109G-10 §

 ドイツ機に興味はないのですが、筆塗りで作った作例という部分に興味を引かれました。

 1/72で1つ1時間という記述は実に興味深いものです。

オホーツク海軍工廠 §

 そうか!

 当たり前のことですが、隼鷹の煙突は艦橋の上に乗っているわけではなく、中を貫いているわけですね!

 それを見せる工作は、存在感を高める演出としては最高ですね。

 ちなみに、手近の写真で確認しようと思いましたが、煙突が中に見えるかどうか確認できる写真が載っている本はありませんでした。