2006年09月26日
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境宗久監督も思わず笑う! ダイバスターのお笑いのネタにされるワンピース!?

Written By: トーノZERO連絡先

名シーン(画像公開ポリシー)

アフレコされて喋るアニメキャラが実写のアフレコスタジオでアフレコするシュールな光景。見た目は安っぽいが、実写の前景と背景の中間にアニメキャラを入れるという、実はとても凝った構成。しかも、手前の人物は本物のワンピースのスタッフ。この凝り方は半端じゃない!

 トーノZERO, THE BELKANアニメ感想家(笑)のアニメ感想を参ります。

 キーワードはワンピースですが、9月25日(月)深夜2時5分のFNS地球特捜隊ダイバスターの感想。

サブタイトル §

 公式には、

ダイバスター特別編 ONE PIECEの裏側

本当にちょっとだけ見せますスペシャル

 しかし、番組内に出たサブタイトルは以下の通り。

ダイバスター特別編

打倒! ワンピース

 番組内設定では、ダイバスターはワンピース打倒を目指しますが、現実世界の位置づけではダイバスターによるワンピース宣伝ということでしょう。

あらすじ §

 いつも通りのダイバスター司令室の朝礼。

 そこで、フジテレビの日曜朝9時半がアニメ枠になり、ワンピースとダイバスターが候補として争っているという話が博士から語られます。

 そこで、ダイバスターはライバルを知るためにワンピースの制作現場に潜入調査することになります。

 東映アニメーションに乗り込んだリュウジとユリッペは、スタッフの人たちからアニメの作り方などの説明を聞きます。そして、作画枚数のあまりの差にリュウジはショックを受けます。リュウジは、スタッフをダイバスター制作のためヘッドハンティングしますが、誰も受けてくれませんでした。

 CMの間に、アニメ枠はワンピースに決まったことが伝えられます。

 ワンピース側の計らいで、ダイバスターは特別にワンピースのアフレコができることになります。(詳細は下記参照)。

 明らかに噛み合っていない配役と、博士の下品なアドリブで、妙な作品ができあがります。博士は繰り返し、境宗久監督(ワンピース)からアドリブはやめてくださいと言われますが、最後には監督も笑ってしまいます。

 最後に、ダイバスターも頑張れというルフィからの声援(映像は口パクのみの動きで、他の映像からの転用と推定。声は、田中真弓の新記録音と推定)が送られます。

ダイバスターのアフレコ §

 さすがに最近のエピソードは使えなかったようで、「第164話 シャンドラの灯を燈せ! 戦士ワイパー」が使われました。

 また、使われたのはシャンドラの戦士達が討論するシーンで、ルフィ海賊団のレギュラーメンバーは登場せず。

 配役は以下の通り。

  • ワイパー=リュウジ(三浦祥朗)
  • カマキリ=ジュンペイ(高松由香)
  • ゲンボウ=ユリッペ(斉木美帆)
  • アイサ=博士(銀河万丈)
  • ラキ=マルさん(今村直樹) (注: マルさんらしく、語尾が「ごわす」で話しているが、監督からNGは出ていない)

 ちなみに、ワイパー、カマキリまでは良いとして、男のゲンボウをヒロインのユリッペが、少女のアイサをオヤジの博士が、美女のラキを太った男のマルさんが演じているのはミスマッチ。

 一応補足しておくと、WikiPediaによると、博士の銀河万丈さんは、ワンピースのモーガン大佐とスィータの声をあてているそうです。

 ちなみにモーガン大佐はあの「斧手のモーガン」でしょうが、スィータって誰? いや~、ぬるいファンなので名前分かりません (汗。

特別バージョンのOP §

 いつものダイバスターのOPからいくつか変更されています。

  • タイトルの博士のバックがワンピースのロゴ
  • 見つめられたら見つめ返すぜの背景がゴーイングメリー号
  • すきさおまえが以降の背景もゴーイングメリー号等

感想 §

 わははは。

 いや~、ここまでやるのか!

 アニメキャラが実在する様々な場所に出没するダイバスター。

 いつもは、ミスマッチが面白い程度で矛盾はしないのですが。

 そのダイバスターがアニメの制作現場に出現すると、いきなり矛盾が噴出します。何せ、アニメを作っている現場に、その作業によって生み出されたキャラクターそのものがいるという状況は全くの矛盾です。

 更に、アフレコになると、声優が演じているキャラがまた別のキャラを演じるという2重の演技が必要とされます。いわばメタ演技ですね。見た目の安っぽさに反して、実は凄く込み入った変なことをやっています。

 しかも、ワンピースのスタッフをしっかりと巻き込んで (笑。

 それにしても、大ベテランの銀河万丈さんのアドリブはさすがです。境宗久監督に「アドリブはやめてください」と言わせつつ笑わせてしまうわけですから。

 ちなみに、ちょっと意外だったのはワンピースのDVDを全部持っているのがマルさんではなくジュンペイだったこと。たぶん、もっとオタク向けあるいは古いアニメならマルさんなのでしょうね。

 あともう1つ。絶対にあり得ない、ダイバスターとワンピースが放送枠を競うという強引な設定もナイスです。

 ちなみに、ワンピースファンと、ダイバスターファンを兼ねている私には、最高に面白い内容でした。しかし、真面目なワンピースファンが見たら怒るかもしれませんね。

今回の一言 §

 かつて声優に憧れたことがあるというユリッペ。

 しかし、その対象は「ひみつのアッコちゃん:」ではなく、「ヤン坊マー坊」とは……。このさりげない外し方がナイスですね!

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