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この極端なパースのついた大胆な構図を見よ。ネギは、エヴァンジェリンを前に交渉を持ちかけようとして身構えている。だが、そのような態度では、まとまる交渉もまとまるわけがない。エヴァとの和解は、双方が自然体の態度で向かい合うまで得られない。
トーノZERO, THE BELKANアニメ感想家(笑)のアニメ感想を参ります。
今日のネギま!?の感想。
サブタイトル §
第3話「ほー,仮契約カードはそうやって使うのかbyエヴァ」
あらすじ §
ネギの血を求めるエヴァは、ネギを追います。
ネギは、血を吸わせるかわりにもう人を襲わないという条件で交渉を持ちかけますが、エヴァは受け入れません。
ネギに気付いた明日菜はネギのピンチをスニーカーを投げて救います。
ネギと明日菜は仮契約を交わします。
明日菜は変身しますが、茶々丸を追って行ってしまいます。
再びエヴァがネギを追いますが、エヴァは自分が作った氷の像に激突して落下します。それをネギが助けます。
エヴァは、サウザンドマスターの「光を求めよ」という言葉を思い出します。
学園長は、茶々丸を気遣うエヴァは、それを分かり始めていると言います。
感想 §
シリアスシーンから間抜けな展開へと続く描写も見事。これは、シリアスシーンを情け容赦なくシリアスに描かねば成立しない面白さです。
更に凄いのが、エヴァの魔法で湖の氷が立体的に凍らされ、舞台が幻想的な世界になるところです。そのビジュアルの変化も見事なら、非現実的な戦いを演出する背景となっているのも見事。更に、氷でできているために、その舞台はあくまで一時的なものに過ぎず、時が経てば消えてしまうというのも、このドラマの本質をよく示している感じですね。
更に良いのが、仮契約したのに、それがその先の展開になんの意味も持っていない……という大胆な展開です。普通ならここで明日菜がエヴァと戦って見せ場にするでしょう……というところで、どこかに行ってしまうわけですから。しかも、原作にはない「変身」シーンまで用意したわけですから、ここは一発派手な見せ場を……と思う気持ちをあっさり無視する心意気が素晴らしい!
いや~、これはたまりませんね。
今回の一言 §
今回のバカレンジャー。
ロボの操縦機が鉄人28号。
とりあえずロボを呼ぶ……ということになります。
そして、2回も名乗れなかったまき絵が今回は中央に立って最初に名乗るということに。
ついに名乗る!というその瞬間に呼ばれて到着したロボの足が踏みつぶす……。
この絶妙な間が素晴らしい!
今回も時間切れで名乗れないのかと思いきや、サッと別の理由を用意するという周到さ。しかも、ちゃんと「ロボを呼ぶ」という伏線も用意しています。
実に見事。