今日は、仕事の打ち合わせのついでに新宿のヨドバシに寄って、ポイントを叩いてPSPを買ってきました。
来週発売のACE COMBAT X Skies of Deceptionのための準備です。
当日になってあたふたしたくなかったので、本体は先行しての購入です。
というわけで、「UFO撃退の準備はできた!」という気分ですね。
なに、何を言ってるのか分からない?
このへんを見てください。
買ったもの §
今日発売のPSP Bonus Packです。
1GBのメモリスティックPRO DUO同梱のPSP本体です。
中身を考えると、かなり割安感があります。
さて、問題はこれを買うまでの経緯です。
大誤算・PSPはゲーム機ではなかった §
携帯用ゲーム機にはほとんど縁がなかった私ですが、たまに聞こえる携帯用ゲーム機に関する噂は、全てDSの圧勝、PSPの敗退……という方向を示していました。
それゆえに、使わないPSPを手放したい人は多いだろう……と思っていました。
しかし、知人にあたってみると、手放すという人は全くいませんでした。
ゲームの世界ではDSが圧勝であるにもかかわらず、PSPに強いニーズがあるというのはミステリーです。
その答は簡単でした。
PSPへのニーズは主に以下の2つに集約されました。
- 初代ファームを使ったエミュレータのプラットフォームとして
- 音楽と動画の携帯プレイヤーとして
最初の方はマニアだけに限られますが、後の方は一般にもかなり広まった使い方のようです。
それゆえに、ゲームはやらないが通勤中に録画したTV番組を見るためにPSPを使っている……的なリアクションは珍しくないと感じられます。
ゲームもできるメディアプレイヤーとしてのPSP §
つまり、PSPとはゲームもできるメディアプレイヤーとし利用者から受容されていたというわけです。
そのように考えたとき、PSPに必須のアイテムは大容量ストレージと見やすい角度でPSPを置くためのスタンドであることが分かります。
大容量ストレージは、音楽や動画を扱うのに必須です。
スタンドは、PSPがゲーム機ではないことの象徴的な存在です。なぜならゲームを遊ぶ場合はPSP本体を必ず手に持って操作するからです。手に持たないでスタンドに置いて使うということは、ゲームをしないことを意味します。
それゆえに、その2つをセットしたパッケージが発売されることは必然であり、PSPがDSとは違う別の世界を明確に目指している1つの表れなのでしょう。
イヤホン抜き §
従来のギガパックとボーナスパックの相違はイヤホン抜きでその分だけ安いという点にあります。
これは、より音楽に真剣になった……という印象を受けました。
私の場合、携帯オーディオデバイスで最も無駄になるのは同梱イヤホンです。まず製品同梱のものは最初に捨てて手持ちのものをつなぎます。たいてい、それによって音質は飛躍的に改善します。
イヤホンが同梱されないのは、そういう意味で極めて好ましい特徴です。
最初に買ったディスクマンのSONY D-50MkIIも同梱されていなかったわけで、ユーザーに対して「自分で選んで付けてくれ……」というメッセージが込められているような気がします。気がするだけで根拠はないですが (汗。
専用ソフトの添付無し §
PSPの1つの好ましい特徴は、USBでPCと接続するとマスストレージデバイスとして認識され、そのままメモリスティックの中身をPCから自由に書き換えられることです。音楽ファイルも指定ディレクトリにMP3ファイルをコピーするだけで入りました。
この素直さ、手軽さは美徳ではありますが、おそらくゲーム機として見た場合には致命的な欠陥でしょう。ゲーム機とは、もっと利用者に不自由を強制し、ゲーム以外での使い方に自由を与えるべきではないものです。
というわけで…… §
とりあえず、ACE COMBAT X Skies of Deception専用機として最低限のオプションだけ買うのではなく、音楽/動画対応のマルチメディア再生デバイスとして使ってみよう……という意図も込めて、Bonus Packを購入してみました。
そういうわけで、ゲームソフトは1本も買っていません。(なので、UMDドライブの初期不良の確認はできていない……)
さて、どうなりますことやら……。