トーノZERO, THE BELKANアニメ感想家(笑)のアニメ感想を参ります。
「戦慄のミラージュポケモン」の感想。
サブタイトル §
ポケモン10周年記念特別アニメ「戦慄のミラージュポケモン」
Mastermind of Mirage Pokemon
2006年4月、ポケモン10週年を記念してアメリカで放送され、今回日本で初公開となる長編アニメスペシャル
2006年10月31日(火)24:00までインターネット上で配信
あらすじ §
サトシとカスミは、ミラージュシステムを完成させたというドクター・ユングから招待を受けます。
ミラージュポケモンとのバトル中に、ドクター・ユングは誘拐され、システムはミスター・ミラージュに乗っ取られます。
ミスター・ミラージュはオーキドにデータを要求し、ピカチュウを人質にそれを手に入れます。
それを使い、ミスター・ミラージュは弱点のない最強ポケモン、ミラージュ・ミュウツーを作り出します。
オーキドは、ミスター・ミラージュの正体がドクター・ユング本人であることを見抜きます。ユングは、ミラージュシステムの価値を認めなかったポケモン学会への復讐を目指していたのでした。
ミラージュシステムが作り出した心のあるミュウがミラージュ・ミュウツーの動きを一時的に止め、サトシはミュウが作ってくれたチャンスを活用してミラージュ・ミュウツーを倒します。
燃える建物の中に消えたドクター・ユングは行方不明となります。
感想 §
この作品の見所は、オールスター総出演でしょう。
ミラージュシステムによって作られたまがいものとはいえ、伝説のポケモンがいくつも出てきます。
それに加え、何と言ってもカスミとハルカの2大ヒロインの競演という夢の展開がたっぷりと用意されています。
しかし、単に二人のヒロインを並べても、魅力を食い合ってしまって上手く機能しないことも多いのも事実です。ですが、この作品では実に見事に、二人の微妙な持ち味の違いを描き分けています。サトシの古女房にしてジムリーダーのカスミは、常に状況の中心にあってリードしていこうとします。それと比べて、明らかにハルカの立場は遙かに遠い場所でしかありません。それにも関わらず、ハルカはカスミのピンチを救うという出来事を通して、第2のヒロインらしい立場を確保していきます。
ちなみに、カスミのコスチュームはサトシと旅をしていた時のものではなく、その後で身につけている新コスチュームの方ですね。ざっくばらんな子供っぽさのある旧コスチュームと比較して、新コスチュームは責任ある大人のムードが漂います。これも好きですね~。
今回の一言 §
最初から不機嫌そうな顔を見せていたオーキド。彼は最初からユングが見かけ通りの人物ではないことを疑っていたようですね。