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カブトムシを戦わせるゲームであるにもかかわらず、かおるはプレイヤー本人が強くならねば勝てないと力説する。一見、無意味に見える特訓ではあるが、それがもたらすものは単なる力の強さではもちろんない。真に得たものは、焦らずあがらないための自信であり心のゆとりである。それこそが、勝つために必要な精神力。
トーノZERO, THE BELKANアニメ感想家(笑)のアニメ感想を参ります。
今日のパワパフZの感想。
サブタイトル §
第23話「歌舞伎モンスター、恋の道!」「昆虫王は誰だ!」
あらすじ「歌舞伎モンスター、恋の道!」 §
アイスクリーム屋の娘に求婚する落語家は、娘の父親から歌舞伎のような伝統芸能でなければ娘はやれないと言われます。
カレの黒い力によって、落語家は歌舞伎役者モンスターに変身します。
モンスターに勝てないパワパフZは、落語を聞かせ、モンスターに勝利します。
落語家は、娘とのデートを許されますが、娘は落語家が苦手な厚化粧でやって来ました。
あらすじ「昆虫王は誰だ!」 §
カブトムシを戦わせるインセクターバトルに、ロッドとケンは参加していました。
ロッドは禁止されているパワーフードを食べさせて勝利を得ています。ロッドのカブトムシは、カレの黒い力でモンスターになります。
ケンはどうしてもロッドに勝てません。かおるは、精神力が足りないと言ってケンを特訓します。
試合当日、ケンはロッドに勝利します。しかし、ロッドのカブトムシは巨大化してモンスターの本性を現します。
モンスターは、ブロッサムが持っていた甘いお菓子に気を取られている間にパワパフZに退治されます。
ロッドは、ケンの姿を見てカブトムシが勝つための道具ではなく友達だと言うことを思い出します。
感想 §
歌舞伎役者モンスターは、暗黙のお約束である「変身中は攻撃しない」という決まり事を無視します。それだけではありません。水中で変身したパワパフZは、毎回変身シーンを流すという決まり事を無視して、変身した状態で水の中から飛び出してきます。ここで見られる緊迫感とスピード感はなかなか素晴らしいですね。
後半は、ケンが王者としての貫禄を身につけて勝利するところが魅力ですね。いつもガールズに振り回されてばかりのケンですが、一見今回もかおるに振り回されたかのように見えます。しかし、実際には特訓は成功しており、ケンは強さと自信を手に入れています。その成長ぶりが1つの魅力です。品のある知性派の男の子の成長は、コミックの「ネギま!」(ネギま!?ではなく)でも色濃く描かれるもので、良いものだと思います。
今回の一言 §
カレは、彼ではなくカレという名前だったのですね。