2006年12月14日
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娘を修羅の道に突き落とす母親、そして自ら笑って修羅の道を進む娘!?

Written By: トーノZERO連絡先

名シーン(画像公開ポリシー)

勝利を確信したノゾミは、サトシのあまりに意外な執念の一撃に唖然とする。ジム戦を戦うサトシがお遊びでコンテストに出ていると思い、本物のコンテストバトルを見せてやるという驕りもあっただろう。だが、この瞬間、ノゾミは否応なしにサトシという男性の大きな存在感を、ありのまま受け入れざるを得なくなる。あたかも、恋に落ちる一瞬であるかのように。

 トーノZERO, THE BELKANアニメ感想家(笑)のアニメ感想を参ります。

 今日のポケモンDPの感想。

サブタイトル §

「コンテストバトル!ライバル対決!!」

あらすじ §

 コンテストバトル。サトシとノゾミが対戦しますが、ノゾミが勝利します。最後まで諦めないサトシのバトルに、ノゾミはサトシを見直します。

 ヒカリとノゾミの対戦はヒカリが善戦したものの、格の差を見せつけられるように、ノゾミが勝利します。

 決勝では、ムサシとノゾミが対戦しますが、もちろんムサシは負けます。

 ヒカリは、ノゾミを倒すと宣言します。

感想 §

 ああっ。そうか!

 こういう趣向だったのか!

 ノゾミがヒカリのライバルであるという位置づけ。

 そして、今回なぜサトシがコンテストに出たのか。

 それがやっと分かりました。

 つまりですね。ボーイッシュな女の子(だと思う)のノゾミは、コンテストバトル中の隙を突かれて、サトシに男の魅力を見出してしまったのだと思うのですよ。(明確な根拠はないが)

 ということは、ヒカリから見て、ノゾミは単なるコーディネーターのライバルというだけでなく、この先サトシを奪い合う恋のライバルという位置づけに発展しうる可能性まで手に入れてしまったわけです。

 そして、その切っ掛けを作るためにこそ、サトシはコンテストのステージに上がる必要があったわけです。

 うーん、ポケモンDPあなどりがたし。

更に感想 §

 やはり、負けるドラマをきちんと描けるのがポケモンシリーズの魅力ですね。

 今回は、サトシ、ヒカリ、ムサシのレギュラー陣は、全員たった一人のノゾミに負けたことになります。

 それにも関わらず、(ムサシを除き)負けっぷりが魅力的なドラマになるのは素晴らしいですね。

 特に、コンテスト初参加のヒカリの負け方、そして、負けた後の母親との会話、ノゾミとの会話が素晴らしいですね。

 特に娘をあっさり修羅の道に突き落とす母親も魅力がありますが、自ら修羅の道を突き進む娘も不敵で魅力があります。

今回の一言 §

 ヒカリの母、娘のことがとても気になっているはずなのに、いちいち勝った負けたと電話するなと娘に諭します。この母も、自分に対する厳しさを持っていますね。

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