ACE COMBAT 5のトップクラスのスコア・アタッカーの一人であるトップギャンさんより光栄にもメールを頂き、「MISSION 03『間隙の第一波』ブリーフィングが始まる前の一瞬でミッションを失敗させる方法」に書いた内容が誤りであることを教えていただきました。(ありがとう、トップギャンさん!)
私は、MISSION 03『間隙の第一波』で、F-5Eを使う限り、ブリーフィングの前に海面にキスすることはできないと書きました。
しかし、これは誤りでした。
以下の2つの手順を取ることで、F-5Eでも(A-10Aでも)海面にキスできるとご教示いただきました。
- 英語音声に切り替える
- 1回ブリーフィングを終了させてからSTARTボタンでポーズしてからリトライし、そこから海面に急降下する
なぜこれで海面に到達できるのかというと、「英語音声の方がやや時間が長い」「リトライすると、なぜか音声が始まるタイミングが遅れる」という2つの理由により、時間的余裕が拡大するためです。
更に、これを試す過程で発見したという2つの異常状態を、トップギャンさんは説明してくださりました。
以下にそれを要約します。
ケース1は、海面に激突する瞬間にブリーフィングに入った状態と思われます。ミッション失敗の音楽が流れると同時にブリーフィングが始まります。背景の画面は真っ黒になります。
ケース2も同様ですが、ミッション失敗の音楽は流れません。
ケース1、ケース2のいずれもブリーフィング終了後にSTARTボタンを押すと、ムービーが挿入され、ミッションが継続します。ただし、HUDが表示されない状態で始まります。計器類もレーダーマップも表示されません。ミサイルはロックオンでき、撃てば当たって敵を撃破できますが、HUDが表示されないので音でロックオンを判断するしかありません。自機の位置、向きや敵の位置の概要は、STARTボタンでポーズ状態にすると確認できます。選択している敵は、▲ボタンによるズームで確認できます。これらを活用することでミッションをクリアできます。しかし、その後のリプレイやデブリーフィングで異常な動作が見られます。
更なる研究・実は日本語音声でも海面にキスできる §
その後、トップギャンさんの情報をベースに、私の方でも更に調査研究を行いました。その結果、以下のようなことが分かりました。
- 日本語音声は、英語音声と比較して再生タイミングにムラが大きいようで、ブリーフィング開始時間のバラツキが大きい
- リトライしてから実行し、かつブリーフィング開始時間が特に遅れた場合は、日本語音声でもF-5Eで海面にキスできるケースが存在する (実際に3回体験済み)
- 同様に、上記のケース1、ケース2が発生する場合もある (ケース1は1回、ケース2は2回体験済み)
というわけで、私の書いた「できない」は完全に誤りだったことが明らかになりました。
結論 §
MISSION 03『間隙の第一波』で、F-5Eを使い、ブリーフィングの前に海面にキスするためには以下の手順を取ります。
- ミッションを開始させ、ブリーフィングを聞いたあと、STARTボタンでポーズにし、リトライを選択します
- これ以後、R1ボタンを押したままにします (ブリーフィングが開始されるか海面にキスするまで押したまま)
- 左スティックを左右いずれかに倒しておきます
- タイマーのカウントが始まり操作可能になったら、即座に背面飛行に入りつつスティックを引いて海面に向かってまっすぐに突っ込みます
- 英語音声の場合は、効率の高い操作ができていれば、ほぼ間違いなく海面にキスできます
- 日本語音声の場合は、運に左右されます。大ざっぱな目安として、タイマーが19'55"25未満であれば、少なくともケース2のバグを発生させられる可能性があります。おそらく、海面にキスするには、もっと長い時間が必要と思われます。そのような時間が得られるまで、リトライを繰り返して粘ります
ケース1またはケース2のバグにより発生する状況についての話題は別途書きます。
付録・調査データ §
ケース2遭遇1回目のメモ §
HUD無し。画面は外部の光景のみ。台詞字幕は出る
ロックオンして撃てるが音頼み。
MISSION UPDATE後、UGBは当たらず、銃撃で敵大型艦のみ沈めてMISSION ACCOMPLISHEDへ
デブリーフィング、墜落の瞬間(?)から画面が動かず。
ケース1遭遇時のメモ §
画面真っ黒でブリーフィング開始。ミッション失敗BGMが流れる。ブリーフィング終了のためのSTARTボタンで一瞬だけミッション失敗表示。リプレイのカメラアングルは僚機視点にできない。(←でALLに入れることはできる)。デブリーフィングの背景は墜落の瞬間で止まったまま。
ケース2遭遇2回目メモ §
真っ黒ではないが海が海に見えないぐらいぼやけた模様が見える状態でブリーフィング突入。ケース2の背景は常に真っ黒ではないらしい。
ブリーフィングが入る時間 §
ブリーフィングが入った時点でのTIMERの時間を、いくつかのケースに分けて記録してみました。
難易度ACE F-5E限定 日本語音声
何もないところから開始
19'56"75
19'56"68
19'56"64
19'56"61
19'56"61
19'56"68
19'56"68
何もないところから開始→ポーズ→リトライ
19'55"43
19'55"26
19'55"46
19'55"43
19'55"29
墜落→リトライ
19'56"86
19'56"86
19'56"80
難易度ACE F-5E限定 英語音声
何もないところから開始
19'55"55
19'55"55
19'55"55
19'55"58
何もないところから開始→ポーズ→リトライ
19'54"43
19'54"43
19'54"40
以上から、以下のことが読み取れます。
- 英語音声の方が余裕が大きい
- 英語音声の方がムラが少ない
- リトライ後は日本語英語を問わず、時間的余裕が大きい
- 墜落してからのリトライでは、時間は延びない。ポーズ→リトライを使うべき
日本語音声のムラの調査 §
難易度ACE F-5E限定 日本語音声で、何回もリトライして、ブリーフィングに入った瞬間のタイマーの値を記録してみました。
19'55"43
19'55"50
19'55"43
19'55"46
19'55"40
19'55"29
19'55"46
19'55"43
19'55"36
19'55"40
19'55"40
19'55"51
19'55"25 ケース2遭遇
(ミッション開始後リトライ)
19'56"36 (この数字は通常のリトライの数字ではない)
19'55"43
19'55"46
19'55"43
19'55"43
--------(別の時間に再開)
19'55"46
19'55"50
19'55"29
19'55"46
19'55"40
19'55"43
19'55"26
19'55"43
19'55"46
19'55"43
19'55"40
19'55"50
3回目の墜落 (タイマーの数値が消えてしまうので、記録できず)
以上のことから、少なくとも0.50-0.25=0.25秒程度のムラがあることが確認できます。おそらく、少なくともあと0.05秒ぐらいはより大きなムラがあり、そこまで達すると海面へのキスに成功してタイマーを記録できないだけだと考えます。
ちなみに、この状況下で0.1秒の差は明確に意識可能な「違い」となります。
以上