Written By: 川俣 晶
善良な根岸君が、成り行きや怒りでクラウザーさんに変身……という感じのドラマだったはずが、根岸君自身がちょっと腹黒くなった感がありますね。
そういう意味で、ちょっと根岸君には感情移入しきれなくなった感じもあります。
が、しかし……。
面白くなかったのかといえば、そうでもありません。
せっかく出た落とし穴にわざわざ再び飛び込む俊くんも面白いし。
しかし、最も面白いのはやはりカミュでしょう。
いつまでもゲームを返さない鉄面皮という面があると同時に、レイを手玉に取り、可愛い声を上げさせる手腕は見事。