トーノZEROのアニメ感想です。
今日のワンピースの感想。
サブタイトル §
「友,海より来る!麦わら一味最強の絆」
あらすじ §
フランキーの仲間らは無事であることが明らかになります。
ルフィはルッチに勝利しましたがダメージが大きく動けません。
脱出船は沈められてしまいます。
ロビンの能力ではルフィを運べません。運ぼうとしても海に落としてしまいます。
しかし、彼らの最後の仲間、ゴーイングメリー号が助けに来ます。ロビンはルフィを海に落とし、仲間達も海に向かって飛び降ります。
感想 §
ゴーイングメリー号がフランキーの手によって海に流されたとき、エニエスロビーでの戦いの最後にルフィ達を助けることになる……という展開は予想しました。アクアラグナに流されて、運良く破壊されていなければ、エニエスロビーに流れ着いている……という展開もあり得るかと。
しかし、まさか自らの意志を持って助けに来るとまでは思いませんでした。
長年愛され、使われ続けた道具には意志が宿り、それは一種の妖怪変化となる……という考え方は、もしかしら連続した時間に放映されているゲゲゲの鬼太郎の世界観に近いかもしれません。そこまで踏み込んでいくワンピースという作品は見事。
それと同時に、勝利したルフィが身動きできないという描写も見所ですね。ルフィは、実現不可能とされた究極的な勝利を手に入れます。しかし、勝ったはずなのに動けず、圧倒的な力で殺されようとします。
この極限状況で船が自らの意志を持って助けに来るというのは、既に一種の宗教ドラマの領域に入り込んでいると言っても良いと思います。
まさか、ワンピースがここまで踏み込んでしまうとは。見事です。
そして、ワンピースという作品が持つ限界も見えた感があります。宗教の領域の先に、ドラマは存在し得ないのです。そこはもう、人が作り、人が感情移入できる世界ではないのです。
今回の一言 §
味方まで巻き添えにしてゾロ達を追い詰めていく海軍の圧倒的なやり方。
吹っ飛ぶ橋に巻き添えの海軍軍人達という描写は、まさにクライマックスですね。