2007年06月03日
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珊瑚模型店・八幡山店はどこにあったのか

Written By: 川俣 晶連絡先

 京王線八幡山駅が、環八との立体交差のために高架駅に作り替えられたとき、それは子供心に「切り取られた未来の一部」に見えました。つまり、調布まで高架複々線化された未来の京王線の特定部分だけが、タイムスリップしてやって来たようなものです。

 さて、八幡山駅にはいくつか思い出や印象があるのですが、そのうちの1つについて書きます。

珊瑚模型店・八幡山店 §

 方南町に珊瑚模型店という鉄道模型店があります。八幡山駅が高架になった頃、この高架の下の商店街に、珊瑚模型店も支店があったと記憶します。そこには、1回だけ行ったことがあります。

 しかし、さすがにロケーションが良くないためか、あまり長く続かないで消えてしまった感があります。

 さて、ずっと長い時間が経過して、最近になって八幡山駅で降りることがあったのですが……。そこで、記憶にあった八幡山駅との食い違いに驚かされました。

 そして、高架下に、珊瑚模型店の支店があったはずの場所が見あたらないことに焦りました。

 それほどまでに変化してしまったのでしょうか?

いや、そうではない §

 しかし、徒歩で八幡山駅まで散歩したとき、やっと分かりました。

 結論から言えば、記憶にある高架下の商店街が存在しました。それは、改札から道路を挟んだ向かい側の高架下に存在していたのです。

 現在は、啓文堂書店や、レンタルビデオ店などが存在します。

 正確に「ここだ」とは言えませんが、記憶にあるムードに似た場所を見つけることができて、少しホッとしました。