非常に面白いことに遭遇しました。
MISSION 13『ラーズグリーズの悪魔』にLASM装備機で出撃すると遭遇できます。
これは、リムファクシという敵の特異性と、LASMという特別な性質を持つ特殊兵装の特異性が組み合わさって発生するものです。
一通り理解するまでに、数え切れないぐらいこのミッションを飛びました。
起こる出来事 §
具体的に以下のようなことが起こります
- リムファクシ本体に向かってLASMを撃つとき、リムファクシに対する自機の位置(方位)によって、仕留めるためのLASMの弾数が変わる
- LASMは効果範囲の概念が無く、艦上の全ての敵にダメージを与える。つまり、リムファクシ上のどの目標に向けて撃っても、全ての目標にダメージを与えられる
- しかし、全ての目標は同等であるはずなのに、リムファクシ本体を攻撃した場合と対空兵器を攻撃した場合で、仕留めるためのLASMの弾数が変わる
とてもミステリーでしょう?
目標と兵装の種類による補正値の違い §
まず、最初に確認する必要があるのは、小学館の攻略本が明らかにしている通り、兵装の種類によって耐久の数値に差があることです。
それだけなら、LASMだけを使えば差が出ることはないはずです。
しかし、実はリムファクシ本体と対空兵器では、耐久の数値の補正割合が違います。
リムファクシ本体 §
ミサイル 1250
機関砲 1928
特殊兵装 1389
AA GUN/SAM §
ミサイル 250
機関砲 250
特殊兵装 714
つまり、特殊兵装であるLASMは、リムファクシ本体には大きな打撃力を持つが、対空兵器にはそれほどでもない……ということです。この耐久の差を見ると分かる通り、対空兵器には通常ミサイルの方が効果が高いぐらいです。(ただしLASMは艦上の全てに効果を及ぼすので、トータルでの打撃力は大きい)
LASMの特異性 §
LASMは、敵艦に向けて撃ったとき、当たった場所にかかわらず艦上の全てに同等のダメージを与えます。
また、敵艦に向けて撃ったときは低空を敵艦に向かって直進します。地上の敵に向けて撃った場合は、敵の真上まで飛び、そこから下に落ちるようにして当たります。
第1のミステリー 「同等のダメージ」 §
ここで第1のミステリーを解いていきましょう。
LASMは、艦上の全てに同等のダメージを与えます。
しかし、リムファクシ本体と対空兵器は耐久の補正値が違います。
はたして、これはどのように解決されているのでしょう?
いろいろ試した結果、おそらく「LASMを当てた場所の補正値を用いてダメージが計算されている」のではないかと感じました。
つまり、ダメージが少なめになる対空兵器に当てると、リムファクシ本体にも同等のダメージ……、つまり少なめのダメージが与えられるというわけです。だから、リムファクシ本体を攻撃したときと対空兵器を攻撃した時では、与えるダメージ量に差が出てしまうような気がします。
第2のミステリー 「向きによってダメージが違う?」 §
さて、リムファクシ本体だけを選択してLASMを撃っても、常に同じ弾数で仕留められるとは限りません。
なぜでしょうか?
まず、リムファクシ本体は、艦中央部の非常に狭い部分に限られることに注意しましょう。他の一般的な艦と違って、どこを撃ってもダメージを与えられる訳ではありません。
そして、LASMは敵艦に向けて撃つときは低空を飛ぶことを思い出してください。
そうです。
LASMを撃つ向きが悪いと、リムファクシ本体に向けて撃ったLASMが艦上の対空兵器にあたってしまい、リムファクシ本体に届かない……という事態が起こりえるのです。(発射ボタンを押したままにしておくと実際に見ることができます)
もちろん、それでも対空兵器に命中し、リムファクシ艦上の全てにダメージを与えます。しかし、上で見た通り、その場合のダメージはリムファクシ本体に命中させるよりも少なめになります。
リムファクシを真上から見て、艦首を12時としたとき、おおむね1時~3時、9時~11時の方向から打ち込むとリムファクシ本体に当たります。しかし、それ以外の角度から撃つと、対空兵器に当たってしまう可能性があり得そうです。
ちなみに、リムファクシ本体に確実にLASMを当てると、2発で潜行不能に追い込めます。
補足・他の特殊兵装ではどうか? §
F-14BのGPBを使い、リムファクシ本体と、その隣の対空兵器をそれぞれ集中的に攻撃してみました。しかし、いずれのケースでも撃沈に必要な弾数は12発で変化無しでした。
特異なのはLASMだけのようです。
補足・LASMの対艦攻撃能力は高いか? §
実は攻略本の数値から計算すると、リムファクシ本体を撃破するには18発のLASMが必要とされますが、実際には9発(10発?)で沈みます。
このことから、おそらくLASMの攻撃力は、対艦攻撃に使った場合には2倍程度に大きくなると推定しました。
感想 §
面白いですよ!
これは面白いです!
だがしかし、この程度で面白がっているようでは甘かった。
実は、シンファクシにはもっと違う驚きの面白さがあったのです。
それは現在詳細を調査中です。