2007年07月08日
川俣晶の縁側歴史と文化歴史資料館巡りtotal 3417 count

東京都埋蔵文化財センター

Written By: 川俣 晶連絡先

 今日は、前から気になっていた、東京都埋蔵文化財センターに行ってきました。

 多摩センター駅の近く、サンリオ・ピューロランドのすぐ近くです。

東京都埋蔵文化財センター

常設展示 & 企画展示「縄生活」 §

 常設展示と企画展示は、同じ部屋に展示されていたので、何となく連続して見てしまいました。

 同じような展示スタイルで縄文期から近世までの発掘物が順に展示されているのは面白いと思いました。

 つまり、縄文土器と、近世の陶器が連続した展示の中で関連づけられているわけです。一時、巨大になった容器が小さく洗練されていく過程が明瞭に見えます。

 それから、縄文時代がよりよく実感できたような気がします。これまで、縄文時代には今ひとつ面白さを感じなかったのですが、今回この展示を見て「面白い」と思うようになってきました。

 特に印象深いのは黒曜石の矢じりでした。なぜかといえば、薄く加工された黒曜石は半透明感があって、とても綺麗なのです。

 これを見て、映画「もののけ姫」で、カヤがアシタカに黒曜石の小刀を渡すシーンの意味がやっと明瞭に分かった気がします。これは美しい装飾品であると同時に護身用の武器であり、更に非現実的な光のマジックに呪術的な意味を見出しうるものなのでしょう。

遺跡庭園「縄文の村」 §

 遺跡庭園は、単に縄文時代の家を再現しているというだけでなく、当時の植物まで再現されています。明らかに、今時の普通の日本の森とは異質な感じです。

 おそらく、映画「もののけ姫」の滅び行く森とは、こういう森なのでしょう。

 ちなみに、縄文の家の1つで、燻蒸をやってました。

 コンクリートで似せて作ったパチモンではなく、きちんと作ったものなのでメンテナンスが必要なのでしょう。燻蒸中のおじさんと少しだけ話をしました。

これはいいね! §

 非常に気持ちよく過ごすことができました。

 縄文の植物は異質ではありますが、どこかゆったりと馴染む感じもあるのでしょう。

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