ムービーはだいぶ前からほとんどスキップしています。
なぜなら、はやく飛びたいから。
しかし、ちょっと気になったことがあって再チェックしてみると興味深いことが分かってきました。
ジュネット、チョッパー、カークの関係に大きな見落としがあることが分かりました。
いやまあ、注意力のある人ならとっくに分かっていた話でしょうが (汗。
カークはチョッパーの愛犬 §
攻略本にも書いてある公式設定でしょう。
カークはチョッパーの愛犬です。
話はここからスタートします。
犬と遊ぶ人影 §
夕暮れの格納庫でジュネット、バートレット、おやじさんが会話するムービーの先頭に、フリスビーで犬と遊んでいるとおぼしき人影が見えます。これはチョッパーなのでしょう。
ジュネットの部屋とチョッパーの部屋 §
ジュネットには「牢獄」としての部屋が割り当てられます。
そのシーンで、部屋にはジュネットとハミルトンしかいません。
そこで、その部屋はジュネットが1人で使っている……とうっかり思い込んでいました。
一方、疲れたチョッパーがラジカセでロックを聴いている部屋があります。これがチョッパーの部屋であることは間違いないでしょう。
さて、ウォードッグがベルカ航空隊に襲われたあと、ジュネットとおやじさんが密談している部屋があります。最初、この部屋はジュネットの部屋だと思っていましたが、どうもチョッパーの部屋ではないか……という気がしてきました。たとえば、チョッパーがロックを聴くシーンで彼が座るソファと同じソファがあります。更にカークもいるし、カークのエサを入れる皿があります。
そのあたりのことを確認するためにムービーを見ていると、驚くべきことに気付きました。
ジュネットの部屋とチョッパーの部屋は完全に同一です。
インテリアや壁に貼ってあるポスターが一致します。
この部屋には、2段ベッドと2つの机がありますから、2人部屋でしょう。また、ムービーには「搭乗員宿舎」という文字も入ります。
ジュネットとチョッパーは相部屋だった §
つまり、2人部屋の搭乗員宿舎の中で、1人しか使っていない部屋にジュネットは押し込められた……ということでしょう。
その直前に、多数の新米パイロットが殉職しているので、チョッパーのルームメイトはそこで死んでいた……という可能性もあり得ます。
ジュネットの部屋にはカークがいた §
ここまで来ると、ジュネットとカークの関係も明らかに見えてきます。
チョッパーの愛犬であるカークは普段は自由に歩き回っていたようですが、当然のことながら彼の帰るべき「家」はチョッパーの部屋です。そして、それはジュネットの部屋でもあります。
必然的に、ジュネットとカークはルームメイトの関係になります。
カークの面倒はジュネットが見るしかない §
チョッパー殉職後、残されたカークはジュネットの部屋にいることになります。
ジュネットが面倒を見るのは自然な成り行きでしょう。
ルームメイトなので、カークはジュネットの言うことも聞いたのでしょう。
カークは主人の死を知らない §
カークが知っているのは、飛び立ったチョッパーは滑走路に戻ってくるということと、チョッパーが帰ってこない……ということだけです。
非常事態としてジュネットに従ってサンド島から飛び立ったとしても、本来のカークの立場はチョッパーの帰りをサンド島で待ち続けるべきものです。
事態が一段落すれば、カークはジュネットに飼われることを受け入れず、サンド島に戻ってチョッパーの帰りを待ちたいと思うのでしょう。
感想 §
飼い主が亡くなった後も駅前で帰りを待ち続けた……という忠犬ハチ公の伝説を思わせる状況と言えます。
しかし、このように考えればとても泣けます。