2007年08月23日
トーノZEROアニメ感想ポケットモンスター total 3191 count

何と言うことのない平凡な物語・しかし、小さな描写の積み重ねが作品を深める?

Written By: トーノZERO連絡先

 トーノZEROのアニメ感想です。

 今日のポケモンDPの感想。

サブタイトル §

「迷子のヒポポタスを助けろ!」

あらすじ §

 サトシ達は、群れからはぐれた迷子のヒポポタスを助けます。

 サトシ達は、ヒポポタスを群れに返すことを決め、ロケット団の妨害などを排除してついに群れに返します。

感想 §

 今回の内容は、結局のところ要約すると2行ぐらいで言い尽くせます。

 ストーリー的にも、お約束のよくあるパターンに過ぎない……と言っても良いような気がします。

 しかし、それにも関わらず、丁寧な描写の積み重ねで見応えのあるエピソードになったと思います。

 たとえば、崖の途中のヒポポタスを助けに行ったサトシは当初噛まれます。降りていくロープの下には布が当てられています。

 サトシの支援に降りたピカチュウはまるで重さがないかのようにロープを伝って降りていきます。サトシは重かったのに、ピカチュウは重くないわけです。重さの感覚で言えば、サトシとヒカリは寝てしまったタケシを連れて行くことができません。しかし、ヒカリやサトシが寝た場合は背負っていくことができます。このあたりの重さの感覚の描写も良いですね。

 それから、ヒポポタスを帽子のように頭に乗せるサトシも、おもしろファッション性があると思います。

 砂集めのシーンもヒポポタスを思いやる気持ちが伝わってきます。

 風景を描いた板が倒れるとその向こうに気球が……という描写も面白いですね。

今回の一言 §

 シンオウナウのユウカさん。またマイクを顔にぶつけられています。

 いつの間にか出番がうやむやになるのもお約束ですね。