過去に、機種選択時の背景となる格納庫について何度が取り上げています。
さて、ある日突然、MISSION 06『白い鳥I』はマクネアリ空軍基地から出撃するため、サンド島の格納庫ではないはずだ……と気付きました。
もしかしたら違うデザインの格納庫か?と思って確かめようとして、はたと気付きました。
このミッションは機種変更不可ミッションなので、機種選択の背景に格納庫を見ることがありません。
そこで、改めて調べてみた結果、驚くべきことが分かりました。
何と、サンド島/ケストレル/氷上急造滑走路以外から出撃するミッションはすべて機種変更不可ミッションになっていたのです。
その結果、モデリングする格納庫の種類を減らすと同時に、シナリオ的にもつじつまが合うという鋭い成果を見せているわけです。
個別ミッションごとの検証 §
キャンペーン時の機種固定ミッションと機種変更不可ミッションは以下の通りです。
- MISSION 01『極西の飛行隊』
- MISSION 02『開戦』
- MISSION 03『間隙の第一波』
- MISSION 04『初陣』
- MISSION 06『白い鳥I』
- MISSION 11A『報復の連鎖』
- MISSION 11B『代償の街』
- MISSION 18+『8492』
- MISSION 19『決路』
- MISSION 27+『THE UNSUNG WAR』
このうち、最初の4つとMISSION 19『決路』はストーリー進行上の要請から機種が固定されていると考えられます。
また、MISSION 18+『8492』は前ミッションからの帰還中の出来事なので、格納庫の出番はありません。
とすると、残りは以下のミッションです。
- MISSION 06『白い鳥I』
- MISSION 11A『報復の連鎖』
- MISSION 11B『代償の街』
- MISSION 27+『THE UNSUNG WAR』
これらのミッションに一貫して共通しているのは以下の特徴です。
- 根拠地(サンド島/ケストレル/氷上滑走路)以外から離陸し、出撃している
- 機種を自由に選択できない
- 機種選択画面がないので、格納庫を描写する必要がない (MISSION 27+『THE UNSUNG WAR』はそもそも格納庫が存在しない高速道路からの離陸)
予備の機体が置いてある格納庫から離れた場所では、機種の乗り換えができない……というのは筋の通った描写です。そして、それと同時にモデリングしなければならない格納庫の種類を減らすという効能もあります。一石二鳥ですね。
が、しかし! §
ところが、このナイスな一石二鳥は、フリーミッションで破綻してしまいます。
フリーミッションでは上記のミッションでも機種を自由に選択でき、その際、背景に格納庫が見えます。ここでは、MISSION 27+『THE UNSUNG WAR』のみ氷上滑走路上の格納庫、他はサンド島の格納庫が表示されてしまいます。
ちょっと惜しい気もしますが、そもそもストーリーの整合性から言えば機種を選べるはずがないので、気にしたら負けでしょう (笑。
感想 §
そろそろネタ切れでどうしようかと思っていましたが、まだネタがありました。
ACE COMBAT 5は奥が深いです。