時間がない中、MISSION 01『極西の飛行隊』とMISSION 02『開戦』ばかり飛びまくっていて印象的だったこと。
それは、バートレット機の行動に歴然とした違いが見られることです。
バートレットが戦闘機に乗って戦闘に参加するのはこの2ミッションだけですが、行動は同じではないということです。
具体的に言えば、MISSION 01『極西の飛行隊』のバートレットは積極的に敵機と戦っていて「俺に頼れ」とまで言うのに対して、MISSION 02『開戦』のバートレットはあまり戦闘に参加せず「訓練通りにやれ」と言います。
相違が意味すること §
この相違は、ミッションの性格や位置づけを如実に表している感じですね。
つまり、以下のような相違です。
- MISSION 01『極西の飛行隊』→新米を戦場に慣れさせること
- MISSION 02『開戦』→新米を戦闘に慣れさせること
この2つは似ているようで違います。
そもそも人間は、戦場にいるというだけで普段の冷静さを失いがちです。ですから、その場に慣れるだけでも、大きな進歩と言えるのです。たとえ敵を落とさずとも、場の空気に馴染むだけで進歩です。
際だつACE COMBAT 5の特異性 §
実は、このような認識は、ACE COMBATシリーズ内でのACE COMBAT 5の特異性を示しています。
何しろ、シリーズの他の作品の最初のミッションは、基地に飛来する爆撃機の撃墜任務であることが多く(04, ZERO, X等)、当然プレイヤー機にも大きなノルマが課せられます。つまり、戦闘しなければならないのです。
これに対して、定番の「基地に飛来する爆撃機の迎撃」は、ACE COMBAT 5ではMISSION 04『初陣』まで遅延されます。その前のMISSION 03『間隙の第一波』でも味方艦隊を守るという任務が与えられますが、これは撃墜せずとも守れば良いというミッションであり、撃墜が必須として要求されるミッションよりも甘いと言えます。
このようなことを考えると、実に興味深いですね。