トーノZEROのアニメ感想です。
今日のポケモンDPの感想。
サブタイトル §
「ナタネとサボネア!さよならは誰のため!」
あらすじ §
サトシ達はハクタイジムのナタネと再会します。
そこにロケット団が襲ってきます。
ナタネはコジローのサボネアを自分が育てたいと申し入れます。
コジローはそれを断り、サトシ達の協力を得て自力でドレインパンチを習得させようとしますが、できません。
コジローは、サボネアはナタネと一緒にいる方が良いと渡してしまいます。そして泣きながら去ります。
感想 §
わーい、ナタネさんだ!
しかし、今回のナタネさんはミーハーの顔よりも真剣なプロの顔の方が多い感じでした。サボネアの資質、そしてトレーナーであるコジローとの関係をじっと見据える視線は、真剣そのものです。
彼女の行動は、この作品が持つお約束としての善悪の境界をあっさりと越えてしまいます。
その影響なのか、サトシまで境界を乗り越えてコジローに協力してしまいます。ヒカリから、サボネアが技を覚えればやられるのは自分たちだと何回も突っ込まれていますが、協力してしまいます。
ナタネとは、場の秩序を完全に乗っ取って支配してしまう超絶的な存在ですね。
面白いです。
特に面白いのは、ナタネの持つ行動原理が自分の勝利ではなく、サボネアの強さと可能性に向いている点です。これは、よく考えるとかなりサトシには痛い展開です。なぜなら、優れた素質を持ったポケモンを選別してそれを育てるというのは、サトシが否定したシンジのやり方そのものだからです。ここに、単純に割り切れない「ねじれ」が埋め込まれているような気がします。
更に感想 §
泣きながら去るコジロー。まさに泣かせるシーンですね。
今回の一言 §
背景に何回もナタネのポスターが見えています。このあたりは、なかなか丁寧に凝った描写ですね。