どうも、2007年11月22日にマーケットプレイスで配信開始される"スペシャルカラー機体 Su-33 Flanker -THE IDOLMASTER MIKI-"が波紋を広げているようなので、ちょっとだけ個人的な意見を。
個人的な結論 §
個人的にこの機体が欲しいかといえば、ノーです。
特にアイドルマスターに興味はないし、強いて欲しい飛行特性の機体でもありません。
とはいえ、単純にコレクションという意味で購入する可能性はあります。
という話はさておき。
軍用機に女の子を描くのはありか? §
結論から言えば、「あり」だと思います。
理由は「歴史的に実際に行われてきたから」です。
たとえば、アメリカの軍用機のノーズアートには典型的に女の子が描かれている例が多くあります。B-17のような爆撃機を始め、様々な機種に様々なペイントが施されています。スケールモデルのキットを買うと、デカールに女の子を描いたノーズアートが入っていることは珍しくもありません。それは、そのようなデカールを入れた方が「萌える」からではなく、実際に典型的によくあったからでしょう。
また、旧日本軍の軍用機には見られませんが、自衛隊の戦技競技会においては戦闘機に貞本義行氏や永野護氏がデザインした女の子を描いた事例もあります。
つまり、実車や、Forza2のようなゲーム中で車に女の子を描くことは「痛い行為」であるとして「痛車」と呼ばれることがありますが、軍用機においては「歴史的に実際に行われてきた行為であり、個々人の価値観として痛いと感じる可能性はあるにせよ、社会通念的には常識的な行為の範疇に収まる」と感じます。「痛車」はあっても「痛機」は成立しない……ということですね。
過大に大きく描くことは妥当か? §
"スペシャルカラー機体 Su-33 Flanker -THE IDOLMASTER MIKI-"は、実際の機体ではあり得ないほど大きく女の子のイラストが描かれています。これは、リアリティを損なう描き方だと言えます。
とはいえ、実際に対戦プレイで見せびらかしながら飛ぶということを考えれば、機首や尾翼に小さなイラストを入れてもまず見えるとは思えません。そのような状況で、そのようなスペシャルカラー機体を手に入れようとは思わないかもしれません。それを考えれば、僅かでもそれが見る可能性のあるサイズで描くことは「商品価値」として意味があるでしょう。
それゆえに、これもゲーム固有の都合に合理性を求めた場合、ありだと感じます。
フライトシューティングはフライトシミュレータではないので、このようなゲーム都合のデフォルメはありでしょう。
400マイクロソフトポイントの価格は妥当か? §
アイドルマスターで、体操着+ブルマ(エクササイズウェア)が1000マイクロソフトポイントで販売され、それが受容されたという出来事を経てしまった以上、この程度の値段は問題ない水準でしょう。
ちなみに、ゲームのプレイを行うために必須のアイテムを高値で売りつけるのなら問題だと言えますが、どう見てもこのスペシャルカラー機体は特殊な者達だけが買うコレクションアイテムです。それに高値が付くのは、何ら問題はないと思います。
感想 §
実は漠然と、ぶっとび系スペシャルカラーには「シャア専用カラー」のようなものがあり得るかと思っていました。何せ「バンダイナムコ」になってしまったので。
それゆえに、アイドルマスターという選択はちょっと新鮮でした。
もちろん、個人的には全く魅力は感じませんが (笑。