今日、予約したdynabook SS RX1/S7Eが到着したので、世代交代する予定のDynabook SS S8のまとめを書いておきます。
結論・過去使った最も使えるノートPCだった §
NECの98ノート初代機以来、ノートPCはかなりの数を使ってきました。メーカーも、NEC, IBM, Panasonicと渡り歩いてきています。
そして、これらの中で最も高い満足度をもららしてくれたのはPanasonic CF-S23でした。
しかし、SS S8はそれを圧倒的に上回る満足度をもたらしてくれたと感じます。
4年以上使って、総合性能の陳腐化による適応能力の低下以外、特に大きな不満が無いというのは、驚くべきことです。もしも、メモリが1.5GB程度まで増設できたら、もっと使い続けることができたかもしれません。
これほど長期間使用でき、しかも大きな不満をためなかったノートPCは他にはありません。
SS S8の長所 §
- 軽い。どこにでも持って行ける。寝転がって腹の上に立てて使っても重くない
- 大きく打ちやすいキーボード
- 大きく見やすいディスプレイ
- 妥協すればたいていの用途に耐えた768MBのメモリ容量
SS S8の短所 §
- HDDが遅い
- HDDが壊れやすい (動作していても不良セクタが増えていたりする)
- キーの隙間にゴミが入って押せなくなることが時々ある
SS S8を使っていて不満を感じた点 §
- 持ち運ぶ気にならないノートPCは、その時点で論外であるという価値観が、周囲からあまりに理解されなかった (ThinkPadの長所をいくら並べられても、重いという時点で最初から候補外であるという立場が理解されなかった)
- 発売後初期の時代には、落としたらそれっきり起動しなかった……といった揶揄するような意見が横行した (脆弱な薄型モデルをラフに扱って壊すのは壊す方がうかつ。壊したくなければ、もっと頑丈な機種を使うべき)
SS S8に教えられたこと §
SS S8を買うまでは、トラックボール派でした。
トラックボールが付いていることがノートPCのほぼ唯一の選定基準でした。
しかし、SS S8を購入してからはその価値観がガラッと変わりました。
大きな打ちやすいキーボードと大きく見やすいディスプレイは、トラックボールを諦めるに値する大きな価値があることに気付かされたのです。
結局、ポインティングデバイスよりもキーボードの方が使用頻度が高く、それが気持ちよく叩ける方が総合的な効率を高めてくれる……ということなのでしょう。