この記事を見てのけぞりました。
株式会社バンダイナムコゲームスは、Wii用ドラマティックフライトシューティング「スカイ・クロラ(仮)」を、2008年秋に発売する。価格は未定。
「スカイ・クロラ(仮)」は、8月2日より公開される映画「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」(原作:森 博嗣 監督:押井 守)をモチーフとした作品。映画の世界観はそのままに、オリジナルキャラクタたちの織り成す新たな物語が展開される。
プレーヤーはパイロットとなり、「永遠の子供たち(キルドレ)」と呼ばれるキャラクタたちとともに物語を進行していく。戦闘パートでは、Wiiのコントローラ「ヌンチャク」をプロペラ機の操縦桿に見立てて自機を操縦。眼前に広がる大空を自由に飛行しながら行く手を遮る敵機を撃墜していく爽快感を、Wiiならではの馴染みやすい直感的な操作法で手軽に楽しむことができる。
制作は、全世界でシリーズ累計1,000万本以上のセールスを記録するフライトシューティングゲーム「エースコンバット」シリーズを手がけた開発陣が担当。「エースコンバット」シリーズで培ったノウハウを活かし、機体に映りこむ光の加減やプロペラ機ならではの浮遊感がリアルに描写されている。
これはもう、実質的なエースコンバットの外伝的新作と見なして良さそうですね。ただし、機体、世界観だけでなく、操作性も一新されるようなので、エースコンバットをプレイしている気分になれるか否かは解りませんが。
取りあえず、WiiもDSも所有しておらず、GBAも買ったまま実質的に使わず、最後に本格的に使った任天堂はスーファミという「任天堂に無縁な」私も、Wiiを買うときが来たのかな?
のけぞった理由 §
このニュースを読んでのけぞったのは、単にそれがエースコンバットの実質的な新作と見なせるから、だけではありません。
全く別個に追いかけて居た興味の対象が、3つもクロスしたからです。
まず、森博嗣というのは継続的に読み続けている作家です。工学部の助教授という立場から繰り出される工学ミステリーというだけでなく、鉄道模型の趣味がナローゲージに傾いているあたりも含めて、とても興味深い存在です。(ただ、スカイ・クロラシリーズは1冊しか読んでいない)
そして、この人の飛行機趣味もディープです。実際に飛ぶ飛行機模型を製作しています。
次に、押井守という監督も、最近は継続的にフォローしています。もちろん、うる星やつらの時代から見ているという継続性もあります。ミリタリー趣味も徹底していて、映画Avalon撮影でポーランドに行ったときはナマの東側兵器を撮影のために使って、「T-72だ」「生シルカだ」「生ハインドだ」と喜んでしまうような人です。シルカで喜べるのは、かなりディープなマニアだと思います。当然、飛行機の趣味もディープです。
だから森博嗣原作の小説を、押井守監督で映画化という話を聞いたときは心底驚きました。全く関係ないと思っていた人物がどっぷり交差するとは。
それだけでも、驚いて口をあんぐりさせて何も言えない状況です。
それなのに、今度は「エースコンバット」シリーズを手がけた開発陣がその作品をゲーム化するですと!
思わずのけぞってしまいました。
全く関係ないと思っていたものが、まさか3つも交差するとは。
世の中、凄いこともあるものですね。
それとも類は友を呼んでいるだけ?
バンダイナムコのページ §
一応既にページがあるようです。
スクリーンショット雑感 §
逆ガル翼の機体はFw190のドーラっぽい? 翼の方はどうだろう。F4Uより細くてシャープな感じにも見えますが。どこかで、こんな感じの翼を見たような気がしますが、パッと浮かんできません。先尾翼機の方は、モロに震電のイメージですね。
しかし、見事なまでに零戦やBf109といったメジャー機体のイメージをハズした機体のイメージばかり出てくるあたり、趣味の深さが感じられますね。
取りあえず、見ていて飽きません。