2008年05月21日
遠野秋彦の庵創作メモ total 2229 count

面白ショートショートという表記の使用について

Written By: 遠野秋彦連絡先

 「面白ショートショート『契約行進』」より、実験的にタイトルに「面白ショートショート」の文字を付加してみることにした。理由は、小説の洞の作品群のタイトルが、それだけでは意味不明だからである。多少分かりやすさが向上すれば成功と言えるが、そのような効能が本当にあるかは定かではない。

 ちなみに、「面白ショートショート」を冠した作品と冠していない作品には(それがショートショートである限り)本質的に差はない。

余談的補足 §

 小説の洞は、原則として2週間に1回、木曜日に新作を公開することになっている。これは「少なくとも、いつでも何かは書ける」という趣旨のトレーニングのためである。

 しかし、仕事も中断するような状況下では、これも止まらざるを得ない。2週間ごとの木曜日に該当しない今日公開した「面白ショートショート『契約行進』」は、本来なら2008年2月28日頃に公開されるはずだった作品の代わりとなるものである。

更に余談的補足 §

 意識的にショートショートという言葉を使おうと考えたことには、2つの理由がある。

 1つは、たまたまNHKで星新一のショートショートを原作としたドラマをちらっと見たこと。未だにショートショートにはそれだけのバリューがあるのかと思った。

 もう1つは、最近の自作がより短くなってきたこと。より、ショートショートらしいテイストになった……かもしれない。

 いずれにせよ、自分にとって最も縁遠いと思っていたジャンルであるショートショートの書き手を指向することになったとは、なかなか皮肉な運命の巡り合わせである。