2008年05月21日
川俣晶の縁側過去形 本の虫感想編 total 2953 count

三つ目がとおる秘蔵短編集 手塚治虫 講談社

Written By: 川俣 晶連絡先

 以下のような理由で買った本ですが。

 ちなみに、「三つ目がとおる」は雑誌連載でリアルタイムで読んだ数少ない手塚作品の1つ(床屋の友達の店で読んでいた)。思い入れもあります。

 秘蔵短編集ということは、その当時に読んでいない話かな?と思ったので。

 実際には、逆。単行本に収録されなかった雑誌掲載エピソード集でした。

 しかし、それは関係ありませんでした。なぜかといえば、完全に内容の詳細を忘れていたから。過去に読んだか否かに関係なく、面白く読めました。

 1つだけ、何となく記憶にあるようなコマがありましたが、本当にそれだけ。

三つ目がとおるって面白い §

 やはり三つ目がとおるは面白いです。

 好きな作品です。

 第3の目が解放された写楽が、けして正義の味方ではないところがいい。このダークな感じがいいなぁ。そして、それを抱擁する和登さんもいい。