最近、崖の上のポニョに関して『「崖の上のポニョ」の世界観に踏み込む試みPart1・これを踏まえずに映画を分かった気になってはいけない? カンブリア爆発からデボン紀へ!』より始まる一連の『「崖の上のポニョ」の世界観に踏み込む試み』を書いていますが(これを書いている時点で未完)、その途中で思わず予想もしない偶然遭遇した話を書きます。この流れで「黄色」や「リボン」という言葉を見るとは予想もできないでしょう?
デボン紀の魚 §
崖の上のポニョという映画で重要な意味を持つのはデボン紀の魚です。しかし、これに関する情報は極めて少ないのが現実です。古代生物といえば恐竜というのが通常の「常識」であり、それより古い生物の話は探しても皆無に近い状況です。
しかし、それらが生物として面白いことは間違いありません。上記のシリーズで書いた通り、デボン紀のイクチオステガは山田ミネコ作品の重要なキャラであるし、ケロロ軍曹でナウシカネタをやったときに、王蟲の代わりにやって来たのはカンブリア紀のアノマロカリスです。
そして、探せばあるものだ……というわけで、ついに古世界の住人・川崎悟司イラスト集というサイトに到達しました。カンブリア紀の生物大好きなので、パラダイスのようなサイトです。
未来の架空生物も扱うぞ §
このサイトは、未来の架空生物も扱っています。
何気なく未来の方も見てみると……。
見慣れた名前がリストにあったのでクリックしてみました。
フランカーより
分類 鳥類・ツル目
生息年代 2億年後
生息地域 ヨーロッパからアジアにかけての第二パンゲア北部
翼開長 150cm
ふむふむ。鳥類ね。
2億年後に生き残った鳥類の中でも極めて特殊化した種。
生体ジェットエンジンと耐熱セラミックでコーティングされた翼など北アメリカのストライク・イーグルに非常に良く似ているが、最大の特徴は生体ジェットエンジンの排気そのものを変向する事の出来る「生体TVCノズル」を備えている事と後頭部にカナードとして発達した筋肉の突起が存在する事である。
(注:TVC:ThrustVectorControl. 推力偏向装置)
この生体TVCノズルとカナードにより、高度や進行方向を全く変えずに宙返りする等の曲芸的な飛行が可能となっており、この変則的な飛行で狩りを行う。
生体ジェットエンジンの燃料には、腸内で発生したメタンガスの他、共生している石油精製バクテリアに作らせた石油等も使用する。
ええっ。鳥なのに生体ジェット? 可変ノズル? カナード? それじゃまるでフランカー!
だがこの程度で驚いてはいけなかったのであった。
また、翼のセラミックの色は基本的に青を基調としているが、稀に黄色い翼を持つ亜種も確認されており、常に5匹で行動する、リーダーの護衛専門の個体が存在する等、未だにその生態には謎が多い。
ちなみに天敵はリボンのマークの付いたストライク・イーグルらしい。
黄色の翼って。5匹って。リーダーの護衛専門って。しかも天敵はリボンのマークって。いやー、大笑い。
感想 §
本能の赴くままにネタを探していると、思わぬところで話題がリンクしてくるのも不思議な話です。
ちなみに、ACE COMBATとは直接関係しませんが、ストライクイーグルやイージスフィッシュもミリタリー系のネタ生物です。