2008年10月02日
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10月を機に完全に別展開に切り替わったポケモンDPなのかっ!?

Written By: トーノZERO連絡先

 トーノZEROのアニメ感想です。

 今日のポケモンDPの感想。

サブタイトル §

ポケットモンスター ダイヤモンド・パール スペシャル「ギンガ団襲撃!!」

として「ギンガ団襲撃!!」前後編を放送。

あらすじ §

 ギンガ団が輸送中の「こんごうだま」を強奪します。

 もう1つの「しらたま」のある歴史研究所にシロナがいると聞き、サトシ達は会いに行きます。歴史研究所の所長カラシナはシロナの祖母でした。「しらたま」を心配する実業家のアカギ、警備のジュンサー、警官に変装したロケット団も来ます。

 そこにギンガ団が襲撃に来ます。ギンガ団のドクロッグにライバル心を燃やすグレッグルは戦いを挑みますが敗北します。

 ロケット団は「しらたま」を人質に逃亡しますが、それは「しらたま」を外部に運び出すためにギンガ団に利用されたものでした。

 歴史研究所裏手の遺跡にて、一同は再度対峙します。そこでアカギは「こんごうだま」と「しらたま」は、パルキアとディアルガを呼び出すものであり、神々を降臨させるものだと演説します。

 最終的に「しらたま」はギンガ団に奪われてしまい、シロナやサトシ達は日常に戻ります。

 そして、アカギの正体がギンガ団のボスであることが明らかになります。

感想 §

 今回は3つのレイヤーで別の感想があります。

 1つめは、10月から新しい展開に突入したらしいこと。

 2つめは、ギンガ団と新しい確執の物語の始まり。

 3つめは、独立した1エピソードとしての完成度の高さです。

感想その1・新展開 §

 前回の感想で、前回スペシャルの2話は「ヒカリが本物になった」と書きましたが、まさにその感想の延長線上でサトシとヒカリの関係が決定的な変化をもたらすことが示唆されています。そのイメージは特にOPとEDに見られます。OPで、サトシとヒカリは先輩後輩として引っ張り、押す関係になります。そして、2人は「一緒ならばもっと遠くに行ける」というパートナーの関係になっていくことが示唆されています。

 そのような関係になれたのも、シンジとの関係が吹っ切れたサトシに続いて、ヒカリが本物になったからこそ、と言えます。

 これまでのポケモンDPの物語が2人の迷いの物語だったとすれば、これからの物語は1人では行けない場所に、いかにして2人で行くかの物語になるでしょう。

 そして、この関係はEDにおいて、ポッチャマとピカチュウを経由して描かれます。2人がハイタッチしている映像があることと、OPの台詞にハイタッチという言葉があることから、両者が1つの問題を別の角度から描いていることはおそらく間違いないでしょう。

 これからの展開が本当に楽しみですね。

 新OPも新EDも凄くいい歌だと思います。

 ちなみに、新展開に入ったことを最も象徴するのが「そんなに自分を責めないで」とサトシに言うヒカリだと感じました。サトシの気持ちを的確に理解した上でこれが言えるのは、やはりヒカリが本物になった証拠であるし、2人の関係が新しい局面に入った証拠でもあると思います。

感想その2・確執 §

 ギンガ団とサトシ達との確執は、それほど単純なものではありません。味方のような顔をして出てくるアカギや、状況を引っかき回すロケット団の介入など、波乱要素が多すぎます。しかも、チャンピオンのシロナをもってしても手こずる相手です。特に、個人で行動するポケモントレーナーに対して、組織力をフル動員するギンガ団は圧倒的な強さを発揮します。

 しかも、どうやら劇場版や過去の展開も含む壮大なスケールの物語につながりそう。しかし、1トレーナーが無条件で世界の運命と直結するような安易な話にはなっていません。歴史研究所、警察、シロナなど様々な者達が絡み合う状況に絡まっていく形になっています。ですから、サトシが特訓してギンガ団を倒してハッピーエンド、といった単純な展開にはなりそうもありません。ワクワクしますね。

感想その3・優れたエピソード §

 今回のエピソードは、物語の起点としての役割を持ちます。つまり、ギンガ団への全面敗北によって、この敗北を覆す長いドラマが始まるわけです。だから、「しらたま」は奪われ、グレッグルも敗北します。

 更に、この敗北は単なる敗北ではありません。基本的に警察等が打てる手は全て的確に打った上での敗北です。今回の警察は、本当に立派な仕事をしていたと言えます。特にロケット団包囲網は見事なものです。それにも関わらず、ギンガ団は勝ったわけです。これは当然の帰結です。組織の全貌を明らかにしながら日々の業務をこなす警察と、全てが謎の組織では、後者の方が圧倒的に有利であり、主導権が取れるからです。

 他にも細かい描写にも見事なところは多くあります。

 たとえば、台詞にIFFという言葉が出てきますが、これは敵味方識別装置(Identification Friend or Foe)のことです。こういう台詞を、単なるムードとして説明抜きで平然と使えるところは素晴らしいことですね。

今回の一言 §

 ピカチュウのピンチを察して飛び出したヒコザルが犠牲になる、という展開も、もしかしたらこの先の何かの展開の布石かもしれません。

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