トーノZEROのアニメ感想です。
今日のポケモンDPの感想。
サブタイトル §
「ポケモンと仲良くなる方法!?」
あらすじ §
ヒカリは、イノムーが全く言うことをきかないことに悩みます。
イノムーはロケット団の揚げパンを食べてしまい、恨みを持ったロケット団はイノムーらサトシ達のポケモンを奪うことを決めます。そして、『ポケモン仲良しこよしスクール』というスクールを開き、イノムーと仲良くなりたいヒカリらを誘い入れます。
ロケット団はサトシ達のポケモン全てを奪うことに成功しますが、檻の中でイノムーは暴れます。ロケット団がイノムーを攻撃すると、イノムーはマンムーに進化し、巨大化した身体によって檻は破壊され、ポケモン達は脱出します。
マンムーに氷漬けにされたロケット団は飛ばされます。
感想 §
ヒカリはイノムーを相手に自信を失います。決め台詞の「大丈夫」も言えません。これは、ヒカリが本物になってしまった証拠でしょう。根拠のない未来の希望に生きていた序盤と異なり、ヒカリ自身が自分のリアルな今を生き始めた証拠です。
そのような状況は、実は別の角度からも描かれています。それは、ポケモン達の面倒を見るピカチュウに張り合って、自分も面倒を見る立場に立とうとするポッチャマです。結果として、ポッチャマもイノムーやマンムーを相手に、全く何もできません。努力が空回りしています。しかし、なすべきことを的確に把握してそれを実行しようとしていることは間違いありません。ポッチャマもまた根拠のない未来の希望ではなく、リアルな今を生き始めています。少なくとも、行動を諦めないところは大きな長所です。
……という話を見られたのは、とても良いですね。思い通りにならない現実といかに向き合うのかは、人生の大きなテーマの1つです。ヒカリはまさにそれに突き当たったわけですね。
今回の一言 §
今回のロケット団の名乗りは特にいい感じですね。絵にバランスの取れた勢いがあります。
それにしても、揚げパンの恨みでポケモンを奪いに来るロケット団ですが、明らかに揚げパンを奪った非はイノムー側にあります。悪が一方的に悪ではないのは、この作品の優れた特徴の1つだと思います。