カシミール3Dで標高を見ていると、明らかに河川があったはずの場所が次々と小気味よく浮かび上がってきます。
井の頭線高井戸駅の北西方向にも、そのような支流らしい谷地がくっきりと見えます。
(カシミール3D+ウォッちず12500+日本高密メッシュ使用)
具体的に支流と思われるラインを描いてみると以下にようになります。赤い部分は特に谷地が広がっている部分です。
(カシミール3D+ウォッちず12500+日本高密メッシュ使用)
さて。ここからが本題です。
これを見ている時に気になったのが、上記の赤い部分です。
標高的には明らかに谷地です。
現在、ここはどのような使われ方をしているのか。
それが気になって、Google Mapsの航空写真で見に行ってみました。(さすが高井戸駅より先は散歩で気軽に行ける範囲ではないのだ)
すると……。
こ、これは見たことがあるぞ!
「杉並区の名前の元になった杉の本場は実は杉並村ではなく高井戸村だった!?」で取り上げた内藤礫耕農園です。もしかしたら、高井戸丸太の産地かも知れないと考えてしげしげと眺めていた場所ではありませんか。
感想 §
神田川の支流跡と高井戸丸太の産地が重なるとしたら、それは水の都合なのか輸送の都合なのか……。しかし、単なる偶然とも考えにくい感じです。
ちなみに、この支流は高井戸小学校のプールの脇を流れる水路として取り上げたものとおそらく同じです。