どうも意図せずして「上北沢駅近く・松沢教会と松沢幼稚園の間から始まる北沢上水支流!?」の上流部の遺構を発見してしまったようです。
上記水路は以下の部分にあたりますが、この更に北側の話です。
散歩中 §
京王線の線路の南側を桜上水から上北沢に向かって歩いていました。
最近、やたら高低差に敏感になってきました。1メートルぐらいの高低差は以前ならあまり気にしませんでした。しかし、今は気になります。上北沢駅に近づくに従って道路の高さが下がり、以前歩いた「上北沢駅近く・松沢教会と松沢幼稚園の間から始まる北沢上水支流!?」の谷に入ったことが分かりました。
そのとき、ふと見ると線路の北側の銭湯の煙突から煙が出ているのに気付きました。そして、加瀬竜哉さんが、水路跡の定番として「銭湯」の存在をあげていたことを思い出しました。下高井戸ではあまり明瞭な関係は見いだせませんでしたが、ここでは「水路跡の谷地」と銭湯が線路を挟んで密接につながっています。
京王線上北沢駅付近の何かの遺構 §
そう思いながら歩いていると線路の土台部分のコンクリートに以下のような場所を発見。
明らかに元々あった部分と、前後に追加された部分があります。これはもしかして、橋かあるいは水路をまたぐ何かの遺構? (あるいは、かつて存在したはずの上北沢駅下りホームの遺構?)
北沢湯 §
というわけで、すぐに踏切で線路を渡って北沢湯の前に出てみました。
発見 §
そこで振り返ると、なんとコンクリート板暗渠を発見。
以下の写真は、下記地図B点より南側(北沢湯側)を見たものです。ヒミココート上北沢の脇になります。
ちなみに、A点より南は一般家屋に敷地になっています。暗渠が続いている気配はありません。下水道台帳にも記載がないので、おそらく実質的な水路としての機能はほとんど失われているのではないかと思います。
感想 §
このB点の脇を通った回数は数えきれません。10回や20回では済みません。下手をすれば100回ぐらい通っているかもしれません。それなのに、今頃になって気付くとは。
ちなみに、地形の高低差を意識するようになってから、これまで以上に京王線を越えて延びてくる北沢川支流の存在が意識されるようになってきました。以前は、線路によって決定的に地域が分断されてしまったため、無意識的に壁を作っていたのかもしれません。