トーノZEROのアニメ感想です。
今日のポケモンDPの感想。
サブタイトル §
「チェリンボ!けなげなバトル!?」
あらすじ §
サトシ達は、マリリンという可愛いポケモンが好きなトレーナーと出会います。マリリンは、「進化前」「身長60cm以下」という可愛さのマイルールを持っていました。
ヒカリはマリリンとバトルすることになりますが、自分のポケモンがやられる「けなげさ」に陶酔するマリリンに、タケシは納得いかないものを感じます。
タケシは自らマリリンにバトルを申し入れ、ポケモンを愛して心が通じれば、いくらでもポケモンは可愛くけなげな存在になると諭します。
タケシの言葉を理解したマリリンは、彼女が最も可愛いと思いつつも周囲から可愛さを認められなかったポケモン、シェルダーを出します。
マリリンの可愛いポケモンを盗もうとしたロケット団は、シェルダーによって退治されます。
感想 §
今回の面白いところは、実質的にタケシが主役であることと、それに対応するかのようにサトシは完全に見物人としてベンチに深く座り込んでいることでしょう。これは、なかなか見られない構図です。更に、名乗り無しで去っていくロケット団も加味すれば、なかなかにユニークです。
実は、ベンチに座ったサトシの描写が非常にリラックスした「傍観者」的でいい感じでした。これは非常に上手い描き方だと思いました。
もう1つ、飛んでくるポケモンボールをキャッチするマリリンのポーズも良かったですね。
最後に届いた防寒具。サトシ、タケシ、ヒカリの3人で来たとき、3人揃ったポーズの中央はヒカリ。ファッションの問題になれば、文句なくヒカリが中央に立って野郎2名は引き立て役ですね。
更に感想 §
マリリンという女の子は可愛いし、趣味も可愛いもの好きです。しかし、マリリンが可愛いと思う対象は、一般論として可愛いとは限りません。このギャップは面白いですね。確かにそういう傾向はあります。若い娘の「可愛い」はしばしば周囲から理解不能です。しかし、その「理解不能」という状況に傷つく心を持つのもまた事実でしょう。その痛みこそが、今回の本質的なテーマだと思います。痛くても自分が思う通りにして良いのだ、という心の強さがあればこそ、辛いことも多い人生をこれから生きていく力になるのでしょう。
うん、今回も良い話でした。
今回の一言 §
あまり見られないタケシの本気。それを堪能できたのも収穫と言えますね。綺麗なお姉さんとはちょっと違う女の子への、ある種の愛情なのかも。