トーノZEROのアニメ感想です。
今日のポケモンDPの感想。
サブタイトル §
「復活のレジギガス!J再び!!」
あらすじ §
ジンダイと共にサトシ達は神殿に向かいます。
ポケモンハンターJが、神殿に眠る伝説のレジギガスを復活させてしまいます。
レジギガスは我を忘れて暴れます。
ジンダイはゲットすることで怒りを静めようとしますが、ここぞというところでJに拘束されてしまいます。
レジギガスは、ジンダイのレジロック、レジスチル、レジアイスを従えて暴走を続けます。
レジギガスはJに拘束されますが、レジロック、レジスチル、レジアイスは身体を張ってJからレジギガスを守ります。
それを見たジンダイは、自分も飛び出して身を挺してレジギガスを守ります。
それによりレジギガスは正気に戻り、ピンチのサトシ達を救います。
依頼主が降りたことで、Jは撤退します。
そして、レジギガスはミコトの言葉を受け入れて、レジロック、レジスチル、レジアイス、ジンダイを元の姿に戻して、元の玉の姿に戻ります。
ジンダイは、神殿を修復し、自分のレジロック、レジスチル、レジアイスを伝説通りにレジギガスを守る柱とすると宣言します。
感想 §
これは凄いっ!
期待の200%増しの内容ですよ!
まず、いきなり展開される、このアニメでは期待もしていなかった巨大飛行メカによる戦闘シーンの迫力。バトルピラミッドのようなメカは、この作品では基本的に移動とバトルフィールドの提供という機能性しか示してこなかったと言えます。バトルとは、ポケモンが行うものであり、本質的にロケット団が作るメカを除けば、メカは戦闘の当事者になりにくいのです。
しかし、今回はまさにバトルピラミッドそのものが戦闘の渦中に飛び込み、攻撃を受けます。そして、重厚なバトルピラミッドも損傷して不時着します。(素晴らしい構築物が崩壊するのはまさに映画の醍醐味だ!)
もちろん、それで終わるジンダイではない!
小型飛行艇で飛び出して、現場に乗り込んでいくわけです。
この展開は、やはり燃えますね。
そして、レジギガスを取り押さえるために行うバトルは、大ベテランらしい堅実さと強さを発揮します。そう。ジンダイはそれを行うだけの実力があるのです。しかし、それにも関わらず、彼は自分の身を投げ出してレジギガスを守ります。彼は、レジギガスと向き合う正しい方法を、自分の3体のポケモンの行動から学んだわけです。おそらく、この3体はレジギガスの支配が解けていた状態から、我が身を呈して彼を守っています。
つまりですね。
レジギガスに必要だったのは、自分を脅かす者に対する恐怖を打ち消すことであり、バトルを行うことは逆効果。そうではなく、「俺たちはおまえを守りたいのだ」という意志を伝えるなら、我が身を呈してレジギガスを守ってみせるのが最善です。
だから、どれほど戦う強さがあろうとも、それは意味がありません。ここで必要なのは、レジギガスのために身体を張れる「心の強さ」です。ジンダイはそれを持っていたという意味で、真に強いのです。
ここまでの話でも、本当に素晴らしく最高です。
しかし、最後に更にもう1つ。
何と、ミコトさんの言葉で心を開き、みんなを救うレジギガスという展開まで。
女性が語りかけることで、全てが収まっていくのです。まさにこれは、あるべき極上の物語ですね。
つまりジンダイの強さ、ミコトの優しさによって、レジギガスは救われたわけです。
(この構造は、ある意味でサトシの強さ、ハルカの優しさでマナフィが救われるという劇場版の構造とも似る)
であるから、当然ラストシーンはジンダイとミコトが協力して神殿を復活し、レジギガスを守るという結末に到達します。全てがあるべきところに収まります。ある意味で、ジンダイの物語はここで終わります。
しかし、サトシ達一行は、まだ「あるべきところに収まる」にはほど遠い未完成の魂です。彼らの旅はまだまだ続くのでしょう!
今回の一言 §
ロケット団の落下中に思ったこと。バトルピラミッドのローターに巻き込まれないで良かったね。いや本当に。これは、かなりイイ感じですよ。