あらためて意識的に下高井戸駅周辺を歩いて、あまりに見落としが多いことに愕然としました。
以下は歩きながら考えたことの(一部の)アイデアのメモのみ。内容を信じてはいけません。
前提条件 §
- 補助128号線の計画は昭和20年代から存在する
- 下高井戸駅周辺の都市計画はそれを前提にしていると考えられる
- 下高井戸駅の現状と未来展望もこれを踏まえているはずである
- 下高井戸駅の未来展望とは、京王線の笹塚調布間が高架複々線になった状態を前提としていた(過去形)と考えられる
- その際、八幡山駅は「切り取られた未来」として建設された可能性がある。つまり、八幡山駅と同じスタイルの駅が下高井戸にも想定されていたと仮定できる
失われた未来の概要 §
ちなみに、高架複々線はもうあり得ないそうなので、このイメージは「失われた未来」と名付けています。しかし、単なる高架ないし地下によって実現する可能性はありそうです。
- 京王線下高井戸駅は高架複々線駅 (ホームの配置は明確ではない)
- 東部で高架の下を補助128号線が通過している
- 補助128号線と京王線が交差するあたりにはバスターミナルが存在している可能性がある。京王だけでなく小田急のバスも来るかもしれない (補助128号線用地としては広すぎる土地が駐車場として確保されている)
- 高架の下は通路、商店街、駐輪場等になっていると考えられる (八幡山駅同様)
更にここから以下のことが推測できます。
- 京王線の改札は効率を考えると一箇所に集約されていると想定できる
- 改札の位置は世田谷線との乗り換えと、バスターミナルとの連絡の最大公約数的な位置に存在すると考えられる。つまり、世田谷線ホームのやや東よりと想定できる
- 駅の地上通路が日大通りから補助128号線まで貫通していると考えられる。そしてその両サイドは商店街(や駐輪場)になっていると考えられる。つまり、東西移動が劇的に改善されると同時に、ここは下高井戸の新しいメインストリートとなるかもしれない
現在の下高井戸駅は上下逆転未来形という仮説 §
以上のような前提でふと気付いたことがあります。
それは、現在の下高井戸駅の構造が、上記の「失われた未来」の下高井戸駅の「上下逆転」になっている(かもしれない)ことです。
線路とホームが2階にあり、改札と通路が地上にあると考えると、以下の点はまさに同じです。
- 改札の位置
- 線路に重なる長い通路の存在
- 通路が商店街となっている点
つまり、「高架複々線」が不可能となった後で下高井戸駅を改築する際、可能な範囲内で計画された未来像を盛り込んだ、とも考えられます。
しかし、本来は存在しないはずの「駅の外から改札階に出るための階段/エスカレーター/エレベーター」が必要とされ、また駅東部への通り抜けもできないため、非常に使いにくい駅になった感があります。
下高井戸交差点から商店街に抜ける道の謎 §
下高井戸交差点から商店街に抜ける道は、西友の搬入口がある等、ムードは裏通りです。もう1本西の通りの方が、よほど表通りっぽいと言えます。
この差異は、もともと永福通りが甲州街道に接続していた位置が昭和初期に移動したことで起きたと考えられます。それまでは、表通りっぽい道の近くに接続していたのです。
そこで問題は、「それにも関わらず西友裏の道を華やかに整備していく動きがあまり無いのはなぜか」という点です。
しかし、補助128号線ができれば下高井戸交差点は更に東に移動することが予想されます。そこがまさに下高井戸駅/商店街と甲州街道を結ぶメインストリートになると予想できます。それは、昭和20年代から既に「予測された未来像」だったのかもしません。
ということは、今でこそ人通りが多くとも、将来は人通りが減る道を華やかにすることが行われるはずもなく、現状のような状況なのかもしれません。
感想 §
本当はもっと細かい話がたくさんありますが、きりがないのでここまで。