2009年10月05日
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サルマル ヒデキさんによる「水車線O号」電柱の探索結果

Written By: 川俣 晶連絡先

 私がもたもたしている間に、鉄塔研究家のサルマル ヒデキさんが「水車線O号」電柱の探索を実行して下さりました。

 水車線の件ですが、豪徳寺まで行ってあの辺りをぐるぐる廻ってみました。

 やはり東電の電柱は「住所‐連番」の形式で「水車」の文字は発見できませんでした。NTTの方では「電善住支」というちょっと目を引く電柱名がありました。

 その後経堂まで歩いたのですが経堂の小田急電車基地沿い(現在再開発中)に「市場支」なる電柱もありました。これも気になりますね。

 現在は電柱の名前は「住所‐連番」にほぼ統一されているようですが、川俣さんの紹介されている記事を読むと、配電の初期では系統別に名前をつけていたことが伺えますね。それが20年ほど前までは残っていたと言うことではないでしょうか。

 住所もしくは旧住所以外では「消研」(消防大学校付近、消防研究所の略か?)という電柱名を発見していますから、すべて「住所‐連番」になったとは言えません。「水車0号」もそんな電柱だったんでしょうね。

 やはり、結論としては残存していないようです。しかし、間違いなく電柱は興味深い研究対象でしょう。うちの近所にも、追求したい電柱はあります。

 特に、電柱は地下化してしまう前に追求しなくては。まるで、鉄道の無煙化が進んだSLブームの時代のよう……。

 って、今時の人は鉄道マニアでも「無煙化」なんて言葉は使わないor知らないかも……。時代錯誤なロートル全開で今日も走ろう!

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