2009年11月20日
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個人的な歴史の誤認の理由

Written By: 川俣 晶連絡先

 やっと分かりました。

 何となく太平洋戦争の流れを誤認していましたが、その理由はアニメンタリー 決断の放送順にありました。これは相当史実とは変わっていますね。第2話がいきなりミッドウェイ海戦とは。しかし、「山本長官機撃墜が後期の出来事」等を含め、誤認のかなりの割合はこにアニメにあることは間違いないでしょう。

余談「決断とは」 §

 決断は子供の私の心に2つの重要なテーマを据え付けたと思います。

 第1に、人は人、世間は世間、自分は自分という価値観です。学校に行くとみんな仮面ライダーを見ていたのに、一人だけ決断を見ていました。それでいいのだ、と思うことができました。今でも同じです。

 第2に、ほとんどは「日本が負ける話」です。負けて当たり前、それが現実という心情になれました。必ず勝つ仮面ライダーを見ていては得られない認識です。そういう意味で、勝利を前提に語っている今時の右翼とは違います。まず日本の敗戦が前提になっているという点で、興味深かったと思います。

 同時に最後のエピソードだけ戦争ではなく川上巨人というのも、「大人の事情」を子供ながらに勉強させていただきました。

 というわけで、私が「歴史」を見る目には常に「思い通りに行くとは限らない」「負けることも多い」という前提があります。

感想 §

 そうか。決断だったのか。というのは全く個人的な気持ちですが、鮮烈だったのでメモします。

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