「うわ。まずっ。雪、どうしてコーヒーだけは不味いのだ?」
「すみません」
「まさか侵略者へのサボタージュ行為なのか?」
「そんなことはありません。ヤマトで乗り組んでいたときと同じ入れ方です」
「しかし、現に不味いぞ」
「ちゃんとサイフォンで入れましたわ、サイフォン少尉。でも自分の身体がサイフォンでコーヒーも入れられるとは便利ですね」
「私はアルフォン少尉だ! 私の身体はサイフォンじゃない!」
「あら。だから不味かったのね。ボーダフォン少尉」
「アルフォンだ!」
「もちろん分かっております。シュテルン・フォン・ミュンヒハウゼン男爵さま」
「わざとやってるだろ」
「ええ、侵略者へのささやかなサボタージュですから」
「本当か?」
「ほらに決まってるじゃありませんか」
ほら男爵23世紀の冒険より (大嘘)
オマケ01 §
「雪、その……。寝るときはスケスケネグリジェなのか?」
「そうよ」
「そんな格好でウロウロされては、気が散ってかなわないぞ」
「ならばあなたもスケスケになればいいのよ!」
「何、オレにもそんな服を着ろと言うのか?」
「男には別の道を用意してありあります。さあ、いらっしゃい」
「うわ。身体をいきなり交換されたぞ。なんか赤と青のボディーに変身できるぞ。スケスケで中身も丸見えだ」
「そうそう。ただし、光輝くボディの動力は太陽電池だから、日陰に行かないように注意してくださいね!」
「中身が見える……」
「ごーごー!」
「そんなのいやだー!」
「きこえてくるわ、後悔の叫び」
ちなみにイチロー君が活躍したのが1973年から1974年3月まで。1974年10月からヤマト放映開始だから、ヤマトファンの世代ならネタは分かるはずだ! なにー、裏番組のドリフを見ていたから分からないだって!?
オマケ02 §
「なんだこの世界は」
「デジタルワールドよ」
「しかし、学校のパソコン室を見聞していたはずだろう。いったいなぜ……」
「これのせいよ」
「D3じゃないか!」
「というわけで、あなたも来てしまった以上、02の世界に参加決定ね」
「ふふ。この美形のアルフォン少尉なら、きっとデジモンカイザーの役であろう。格好付けてワームモンを踏めば格好良すぎて森雪のハートもゲットさ!」
「行け、アルモンに進化よ!」
「ええ!? 私はデジモン扱い?」
「そうよ、テイマーの言うことが聞けないの?」
いや何となく。オマケ01を書いたらオマケ02も書かないといけないような気がして。
ついでにオマケ04はアルフォン少尉がリボン付きだぞ。(大嘘)
ちなみに選ばれし子供達第2期が活躍したのは2000年から2001年だから、ヤマトファンは見ていないかと思いきや。パパとママになって子供と見ていた可能性もあり得ますね。日曜朝だし。
やっと分かったぞ §
アルフォン少尉! 君こそ「永遠に」の真の主役なのだ!
ヤマトや古代の話としてあの映画を見てもそれほど盛り上がらないし、古代守やサーシャ(2代目)が死んでも唐突すぎてぽかーんと見ているしかないけど、雪を私物化するアルフォンの話ならけっこう感情移入できて盛り上がるぞ! (あと太助と「考える人」ね)
というか、アルフォンこそヤマトシリーズでもっといじり甲斐のあるギャグキャラだ!
以下の条件はまさにギャグ向きだ。
- 侵略者
- 美形
- 機械の身体
- 森雪ラブラブ
- 私物化するぐらい森雪が好き
- しかし森雪の本命になれない