「アルフォン少尉」
「なんだい、雪」
「昼間はいつもお仕事なんですか?」
「ああ。こちらもいろいろあってね」
「じゃあ、わたし、昼間は暇になりますね」
「そうだね」
「なら、あの重核子爆弾でも磨いてきましょうか」
「なるほど」
「あの重核子爆弾は戦勝のモニュメントって感じですね」
「ペナントと言ってもいいな」
「じゃあ、もっと分かりやすく文字でも掘ってみましょうか」
「なんて掘るんだい?」
「ここは全能なるわれらマゾーンの第2の故郷なり」
「ええっ!?」
「あ、ところで火は近づけないでくださいね。私、紙のように燃えるんで」
「えええっ!?」
「ところでチョコレートでも食べます? 口移しで食べさせてあげますわ!」
それでも逆らえないアルフォン少尉であった。頑張れアルフォン少尉!
頑張れアルフォン少尉! 冥王星編 §
「地球に赴任する前に冥王星に寄ってね。そこで、氷の下に昔の自分の身体を見て涙を流したよ」
「だったら地球を侵略しないでそっちの身体にもどらんかい!」
頑張れアルフォン少尉! 我が青春のアルカディア編 §
「大変だ。あの星から引きつけられているぞ」
「機械の身体を引きつける力があるんだ」
「そうだ。便乗した客を捨てていこう。確かアルフォン少尉とかいう……」
「宇宙のスタ○レーの魔女に勝った!」
スタトレに勝った、大宇宙の魔女? (大違い)
頑張れアルフォン少尉! 究極超人編 §
「やは。あ~る田中一フォン少尉だよ。あ~るフォン少尉って呼んでねね。首から上は生身だから、ロボットじゃなくてサイボーグだよ」
「って脳みそが生身だからそんなにぼけてるのか! この出来損ないR・ダニール・オリバーが! (ハリセン)」
「本当は雪が好きなのに、言いだせない。飯田線のJGバラード」
頑張れアルフォン少尉! 君こそヤマト界の(古びた)ニューウェーブだ!
頑張れアルフォン少尉! ウラシマン編 §
「侵略者、地球と分かれる勢力分布に逆らって、地球人の女に惚れて侵略者から地球に寝返る行為をギロロ効果と呼び、そうやって寝返った男をアルフォン少尉という。けどね……」
「寝返った訳じゃない!」
「いや、そんなにじたんだを踏まないで」
アルフォン少尉、驚くほど幅広いネタと相性がいいですね。