「そうだわ。こうなったら重核子爆弾の秘密を聞き出すために、精一杯アルフォン少尉にサービスしなくちゃ」
「というわけで、帰ったよ、雪」
「お待ちしていましたわ、アルフォン少尉。ご飯にしますか? お風呂にしますか? それともムフフにしますか?」
「む、ムフフで頼む」
「はい、そういうと思って自宅からいろいろなアイテムを取り寄せてみました」
「ほほう。どういうアイテムかい?」
「こんなこともあろうかと真田さんが作っておいたシームレス・スキンとか」
「ふむふむ」
「こんなこともあろうかと真田さんが作っておいた波動エネルギー・照明とか」
「えっ!?」
「こんなこともあろうかと真田さんが作っておいた波動エネルギー・ベッドとか」
「ええっ!?」
「こんなこともあろうかと真田さんが作っておいた波動エネルギー・スケスケ・イルミネーション・ネグリジェとか」
「えええっ!?」
「そのほか、古代君と婚約したときに真田さんが作ってくれたたくさんのアイテムはスキン以外全部波動エネルギーで動くから、半永久的よ! さあアイテムに囲まれて私を抱きながら、重核子爆弾の秘密を話して~~~」
「うわー、暗黒星団のメカは地球の波動エネルギーに弱いのだ! 私を殺す気か!」
「あら、逃げちゃったわ。しょうがないから、こんなこともあろうかと真田さんが作っておいた波動エネルギー・バ○ブで自分を慰めるしか……。ああ古代君、はやく帰ってきて!」
頑張れアルフォン少尉! 君の身体も波動エネルギーがあれば簡単に壊れそうだぞ。しかし、彼女がそんなアイテムを揃えるから結婚をためらってしまう古代進の気持ちも考えてみろよ! (大嘘)
オマケ・頑張れ古代君! §
「オレの生身の波動砲で雪は満足してくれるだろうか」
「古代君、命令無しに飛び出してしまうから。波動砲というより側面ミサイルじゃないかしら?」
「あ、でも若くて回復が早いから連射もできるぞ」
「細いくて可愛いけど連射できるって、まるでパルスレーザーね」
「うわーん。ぐれてやる」
「どうしたの?」
「う。うん。せっかく結婚して子供もできたけど、オレ。宇宙に戻ろうかと思うんだ」
「でも、無人艦ばかりで古代君が指揮するフネなんて残ってないわ」
「輸送船でいいんだよ。ともかく行ってくるぞ!」
オマケ・頑張れ古代君!2 §
「まあ、輸送船に可愛い独身の女の子もいないようだし、サーシャの時と違って浮気の心配もないか」
独身のステキなおじさまが副長として乗っている可能性に気付かない雪であった……。この先は婦女子の妄想力の世界だからパスだぞ。
オマケ・頑張れ古代君!完結編 §
「艦長、自分がコスモゼロで偵察に出ます!」
「(まさか、ディンギルに可愛い女の子でも? なら私がしっかり付いて監視しなくちゃ)。整備兵、後部座席には私が乗るから複座仕様で準備して!」
まさか、ディンギルの可愛い男の子が気になるとは思いも寄らない雪であった。この先は婦女子の妄想力の世界だからパスだぞ。
オマケ・頑張れアルフォン少尉 §
「あ、アルフォン少尉!」
「ははは、雪。君の好みは大艦巨砲よりパルスレーザーだと調べた付いたぞ」
「そ、そんな。いやーん」
「でも、本当だろう?」
「た、確かに大和は副砲を撤去して対空砲を増設した後期の姿の方が好きですけど……」
「というわけで、見たまえ。股間に装備してみたぞ」
「って、本当に対空レーザーを股間に装備してどうするんじゃ、ぼけ!」
「だって、コウノトリが飛んできたらこれで撃ち落とそうと……」
頑張れアルフォン少尉! いくら待ってもコウノトリは飛んでこないけどそれが現実だ!
オマケ・頑張れアルフォン少尉2 §
「ははは。今度は股間のパルスレーザーを2連装から4連装ににしてみたぞ」
「いや、そういう問題じゃないから……」
頑張れアルフォン少尉! 少なくともコウノトリが飛んできたら落とせる確率は2倍に上がるぞ。もっとも、飛んでくればの話だけどね。
オマケ・宇宙家族アールビンソン §
「ヤマトと言えば、真上と真下が好きだそうだな」
「まあ確かに昔、デスラーがそんなことを言ってましたけど」
「というわけで、真下への防御は股間のパルスレーザーで完璧だが、真上に向けられる兵器を増設したぞ。ほら、頭の両側にショックカノン。これで最強だぞ! 宇宙1強いぞ!」
「って、おまえは最強男か!」
「ひー。怒った雪は町内1強い」
「ついでに胸ががら空きです」
「うわ。撃たれた……」
頑張れアルフォン少尉! 君は宇宙で最強だ。雪は家庭内で一番強いけどね!
オマケ・宇宙家族アールビンソン2 §
「古代、あのコロナを波動砲で撃て!」
「あの女の子をでありますか?」
「仕事中に漫画読んでるんじゃない!」
ぜんぜんアルフォン少尉が出てこないネタだが、腐らずに頑張れアルフォン少尉!
オマケ・頑張れアルフォン少尉2520 §
「1980年。暗黒星団帝国人類は既に地球防衛組織シドーを結成していた」
「へぇー」
「というわけで、我が暗黒星団帝国人類は先見の明もあって優秀なんだ」
「そうかしら?」
「というわけで、コウノトリ迎撃の準備はできた!」
「あのー」
「なんだい、雪」
「1980年ってかなり昔だから、とっくに無効だと思うのですけど。今は西暦2202年ですよ」
「がーん」
一応、頑張れアルフォン少尉はこれで終わりのはずだが、第2,第3のアルフォン少尉ネタがいるかもしれないぞ。人類よ、水爆実験にうつつを抜かすことなかれ。