おそらく和田堀変電所から、青梅街道まで東京電力のマンホール列があります。杉並線24号鉄塔の近くまで伸びています。という話はさておき。
実は、このラインの面白さは、別のところにあります。
まず、杉並区の郷土博物館の前を通ります。
更に前進すると開けて高低差のある面白い光景になってきますが、ここは善福寺川沿いです。更に進むと善福寺川を超えます。
つまり、このあたりは善福寺川が湾曲しており、それに沿って進むことになるわけです。杉並区の郷土博物館はそういう立地に存在していたことになります。しかし、これは端に存在するので、本当に面白い光景は永福町駅方面からいくら行っても見えません。その先にそれはあるわけです。
それに加えて送電鉄塔もよく見える見通しもあります。
実際に歩いて、このあたりの地域は井の頭線から丸ノ内線(青梅街道)まで歩ききれる距離であることが良く分かりました。けっこう無理が必要ではありますが。
とはいえ、やはり善福寺川周辺は地域を分断するラインとして機能する異質な地域であり、郷土博物館もその「異質さ」の一環なのかもしれません。むしろ、神田川よりも善福寺川の方が特異なのかも? 神田川沿いは近くまで住宅が詰まっていますが、善福寺川は公園などの施設も多くあって景観が異質に思えます。