2010年02月23日
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京王新線の建設は地下電力線と関係があるのか?

Written By: 川俣 晶連絡先

 実は重要なことに気付きました。

 玉川上水新水路跡上に東電のマンホールの列がありますが、おおむねオペラシティ方面から中野通りと交差するまでです。そこから西へは続いていません。

 後から地図を見て気づいたのですが、京王線が地下に潜る部分を避けているようにも見えます。つまり、それまで甲州街道地下にあったラインが、京王新線を避けてそこから甲州街道から玉川上水新水路跡の経路に逃げているようにも見えます。

 ちなみに、地下送電線は水路を避けている、という印象がありました。明らかに絶縁が悪いし、劣化も早いと思われるからです。空中の送電線が河川水路に沿っているケースが多いのとは違います。

 そこで、玉川上水新水路跡上に東電のマンホールの列を発見したときは驚きましたが、考えてみれば当然です。自然の河川水路の跡は、たとえ埋めても低い土地でありじめじめしている可能性があります。しかし、玉川上水新水路はもともと人工水路であり、比較的高い標高を通ります。つまり、水が通らなくなればもうからっとしています。

 もちろん、過去に自然の河川水路があったとおぼしき場所もありますが、道路そのものはかさ上げされて標高の高い位置を通っているように見えます。

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