第3話の感想 §
- 髑髏坊がマントー並みのバカ。演出も凄く笑える
- リカに翻弄されるラチェットが可愛い感じだ。冷たい感じのラチェットの人間味が出てくる感じ
- 昴とリカも妙にいい感じだ
- サジータもリカに優しい
やはり今時のゲームに足りないのはお笑い成分だと分かりました。マントー級のバカが出てきてくれるとは。しかも、天外2のマントー級。出てきて戦わないで自滅退場してしまうカブ伝のマントーではなく、強敵だけど間抜けなマントー。これは予想外でとても意外ですが、文句なくVをプレイする理由になりますね。どのヒロインよりも髑髏坊。
全般的な感想 §
実は大河でも達成できなかった家族のように1つになるという効能をリカがもたらしてくれたのは意外。もしかしたら、ラチェットが期待した効能はリカの方が発揮してしまったのかも。
もう1つ、やっと気付きました。
「普通の女の子が誰でもご都合主義で変身すると戦える」という「戦える根拠の不在」がオタクの好みであり、現在の世界の潮流が「戦う根拠を持ったヒロインが戦う」ことにあるとすれば、実は紐育歌劇団の初期メンバーは冷たい戦闘的な大人のタイプばかりであり、この潮流に合致したものだと言えます。更に、大人とは言えないが銃装備のリカは、普段から銃というアイテムを持つことが戦える根拠となり、普段から馬がいるジェミニも同じ。戦える根拠、つまり説得力を産んでいるわけです。
とすれば、「戦える根拠を持った女の子は可愛くない」わけで、これは暗に想定されたと思われる購買層と一致しません。
更に言えば §
「戦える根拠を持った女の子は可愛くない」としても、そういう女の子と家族になるという話はあり得るわけで、強さと優しさを発揮する良い家族になれるかという問題とは別物です。
だから、リカにホットケーキを焼いてあげる昴や、リカに気を使うサジータなどを見ていると、良い家族になりつつあるなと思ってしまいます。
それが、見ず知らずの人間が集まって形成されるアメリカという国であり、紐育という街であり、それを描くということの意味なのでしょう。
でも、ここまで来るともう「美少女ハーレムから好きな女を選んでウハウハ」という情けない男の望むご都合主義とは無縁。ハーレム出身の女性黒人弁護士から冷酷に「おまえはアウトだ」と宣告されておわり。
時間 §
第4話開始時のセーブで07:53。だいたい、第3話で2時間半ぐらい。少し短くなってきたものの、やはり長いかな。でも、戦闘が4パートに分かれて極端に長引かないからいいか。あと、髑髏坊が笑えたので、ストーリー的にもあまり長さを意識しなかった点もナイス。
戦闘パート1 §
マンホールから砲台が出てくる以外に特に特徴なし。
マンホール上に誰かを乗せると、砲台がマンホールから上昇できなくなって撃てなくなる。リカを乗せればリカの射程は長いので、そのまま十分に敵を撃てます。
昴は、マンホールに乗せるより、敵の集団に突っ込ませて多数の敵を巻き込んで攻撃する方が良さそう。それを基本にすれば作戦は「体」でターンの最後は必ず防御。敵に真ん中に突っ込むと集中攻撃されるので。
サジータもできれば2つぐらいの敵を巻き込む攻撃ができればベター。
射程が短い大河は補助にしかならないかも。
戦闘パート2 §
ちょっと分かりにくいのですが、以下の制約があります。
- エリア間移動すると大ダメージを受ける
- 2チームに分かれて進行する
- 砲台を破壊するとエリア間移動できる
ここで、以下のような原則が存在します。
- 砲台は別のチームの移動を妨害する
- 砲台を破壊すると別のチームが移動できる
つまり、交互に砲台破壊と移動を繰り返すことで全員が髑髏坊に到達できる仕組みです。従って、片方のチームは初期エリアに砲台がありませんが、すぐ移動してはいけません。そうすると撃たれます。もう1つのチームが砲台を破壊してから移動する必要があるようです。ただし、この原則に反して移動しても、必ずしも破壊されるわけではありません。
戦闘パート3 §
そのままパワーアップ形態の髑髏坊と戦うことになりますが、特に特殊な話はありません。
戦闘パート4 §
ビルの屋上で髑髏坊と戦いますが、どうやら髑髏坊の攻撃の反動で後退してビルから落とされる展開があるようです。その場合は、ある程度のターン数で復帰してきます。(スターは飛行形態を取れるので)
未確認ですが、屋上の突起物を背負って戦えば、落とされる展開を阻止できるかも知れません。(終わる寸前に気付いた)
戦闘の感想 §
いやもう思いましたよ。マニアックな制約バトルばかり! やはりSEGAというべきか! それが飲み込めてくると、けっこう戦闘も楽しめます。
SEGAのゲームは世界1だが、ご町内1の京都の花札屋に負けちゃう。
でも、SEGAなりの方法論で楽しませようという意図は見えてきました。